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偶像崇拝
アイドルというものは偶像である。
私たちオタクは偶像崇拝している。
アイドルは一瞬の煌めきを私たちに届けてくれる。
舞台上で歌って踊ってファンサする。
私たちは何人、何千人、何万人と一緒になってその瞬間を見るのだ。
DVDもいいけれどやっぱり生で見なくてはと思う。
チケットを必死にゲットして見に行くコンサートは格別だ。
どんな席からでも楽しませてくれるアイドルはホンモノだと思う。
でもやっぱりアリーナに入りたいし花道の目の前がいいしトロッコ来たときに確定ファンサが欲しい。
人間って欲深い生き物ですからしゃーなしです。
1人で何人もの人を幸せにできるあなたは人一倍幸せになってくれなきゃと思う。
けれど、難聴という病気が彼を襲った。
悪い夢であってくれと思った。
おやすみをしてる間、グループのコンサートがあった。私はそのグループの中にあなたがいないのがどうしても辛くて見れなかった。グループのみんなはあなたがいつ帰ってきてもいいように全力で頑張っていたのにどうしても見れなかった。
病気と闘いながらお昼のテレビ番組にでるあなたはいつも人思いのいい子。
お願いだから辛い時は休んでほしい。
笑顔が素敵で天性のアイドル。
あなたのファンはおだやかな人ばかりであなたの人柄の良さがわかるわ。
部屋中にうちわとアクリルスタンドを飾るわたし。
あなたがいるから生きていける気がする。
あなたにもどうかそんな人がいればいいな。
でもお願い。
誰かと2人で幸せになるって決めたなら私たちにそれを伝えないで。
わがままだってわかってる、あなたと2人で幸せになるはずもそもそも出会えるはずもないわ。
でもわたしは偶像崇拝しているの。
その瞬間あなたは偶像じゃなくて現実のあなたになる。
死ぬまであなたを偶像として崇拝して死にたいのよ。
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