今日から実践して、健康な人生を! 『雑感103 健康を保つ酵素と食物繊維』


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(11月10日記)

今回のテーマは、「健康を保つ食事、酵素と食物繊維、他」です。

私たち日本人は世界一の長寿ですが、介護を受けずに自らの力だけで生活できる「健康寿命」と寿命の差が大きい民族になりました。
私たちには当たり前の「寝たきり老人」という語は欧米にはありません。
極力、自力で生活できるための支援ならするという思想と、不要な延命措置は、極力、とらないという文化があるからです。

その点では、ダントツで世界最高の日本の健康保険制度はあだになっています。
延命措置が高額であり自己負担ならば、継続しない家庭も激増するでしょう。

また、機械につながれたまま生きるか、天からのお迎えが来た、これも寿命と考えて延命しないかは、日本と欧米の宗教観、人生観、さらには家族観に合わせて、「人間の尊厳とは何か?」の問題です。

たとえば私のオヤジが、がんの末期だった時、義母は再三、何か方法はないのかと私に手紙をくれました。
この人とは普段、互いに全く交渉がなかったのですが、さすがにオヤジのこと、命にかかわることとなったので、わらにもすがる思いで手紙を出したのです。
私が十代の頃から、オヤジ本人が、「年をとって喧嘩も満足にできないくらいなら、父さんはさっさとくたばった方がいい」と言っていましたし、私も、私自身にもオヤジにも同じ考えでした。
実際にその時が来ると、どんな体ででもオヤジには生きていて欲しいという思いも、ほんの一瞬、去来しましたが、すぐに、いや、やはりオヤジは死んだ方が本人の自尊心を守ることなのだと思い直したものです。

私自身、加齢によって諸々の力が衰えてきたなら、それで十分、さらに細々と生きてはならないと考えています。
無期刑を務めるにあたって考えたのは、いかに今の30代の諸々の能力を維持したり、能力の衰えを遅くするか、でした。
少なくとも健康面では、食の重要性を身をもって知りました。
ただ塀の中なので、与えられた物しか食べられませんが、長期刑務所ゆえ、塩分、脂肪分は控えめです。
たんぱく質も控えめなのは残念ですが、社会でファストフードばかり、コンビニ弁当ばかりのひどい食事をしている人よりは格段に良いでしょう。

今回は、酵素と食物繊維について書きます。
酵素は、体内で栄養素がきちんと働くように支援するものです。
大きく分けて、「体内酵素」と「体外酵素」の二つです。
体内酵素は消化酵素と代謝酵素、体外酵素は食物酵素と腸内細菌の酵素に分けられます。
体内酵素自体は2万種類以上あり、そのうち、消化酵素の役割をしているのは24種類、それ以外のほとんどは代謝酵素の役割をしています。

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