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遺伝は絶対ではない。一つの要素だ 『遺伝と平等』 キャスリン・ペイジ・ハーデン 新潮社


<『天晴!な日本人』、発売中です!>

拙著、『天晴!な日本人』、発売中です!
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皆さんのおかげです。感謝しています。
今後も、アマゾンのレビューへの投稿も待っています!よろしく!

<本文>




(1月27日記)

テーマは「遺伝が全てか、環境か。人々が平等であるとは、どういうことか」です。

オビには親ガチャを乗り越えろ!とありますが、自分の野心、努力不足を親ガチャと切って捨ててしまう、自己弁解、言いわけの卑怯なところが嫌いです。
生まれた家がどうあれ、親がどうあれ、自分にできる最大の努力をしていける人の口からは、こんな言葉は出ません。
くだらないプライドではなく、この世で唯一の自分の自尊心を、もっと大事にしなければいけないです。

目次の一部を、ざっと紹介すると、

遺伝学をまじめに受けとめる
学歴が不当なほど有利に働く社会
誕生時に引かされる二種類のくじ
今も残る優生学の負の遺産
遺伝学
われわれの内なる遺伝的多様性
努力も運にはかなわない?
運をつかんだ者が勝つ
レシピ本と大学
遺伝のレシピ
ゲノムのレシピ本
祖先と人種
崩壊して融合する系図
なぜGWASにとって祖先が重要なのか
アンチレイシズムそしてポストゲノムの世界における責任
生活機会のくじ
ルーマニアの里子実験
自然によるランダムな割り振り
兄弟間の遺伝的多様性
遺伝率とは遺伝が生み出す違いのこと
遺伝子はいかにして社会的不平等を引き起こすのか
教育に関連する遺伝子は脳に影響を及ぼす
遺伝の影響は、発生のごく初期に始まる
遺伝が影響を及ぼすのは知能だけではない
平等をまじめに受けとめる
平等VSフェアであること
底辺を向上させる
介入によって公平な社会をつくる
持たざる者が取り残される
持てる者はますます豊かに
何を公平にするのか
遺伝を無視するという暗黙の共謀
自己責任?
犯罪の遺伝学
非難したい気持ち
教育における自由意志係数
人を分類するためではなく機会を改善するために遺伝情報を用いよう

などとなっていました。

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