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「時間がない!」が口癖だった私が、時産のために工夫したこと。

現代人はとにかく忙しい。仕事以外の時間に待っているのは、家事や雑用……。ネットが普及したいま、情報収集やSNSを介した友だちとのコミュニケーションにまで追われ、ゆったり過ごす時間なんてないから!と思われている方は多いのではないでしょうか。

かつては、私もそうでした。仕事が忙しいときほど、「ほんまに時間がない」と焦るばかり。友人と話していても、「全然足りないよね」なんて会話になるのはしばしば。でも、当たり前ですが、時間は誰にでも平等で1日24時間しかありません。ならば、そこから豊かに過ごす時間を産みだすにはどうすれば良いのか。自分なりに考えて実践している工夫についてお話します。

「時短」とは異なる「時産」という考え方

世の中にすっかり浸透している「時短」という言葉。おさらいすると、これは「時間短縮」の略です。意味しているのは、労働や家事作業など、工夫を凝らしながら手短に済ませること。一方、「時産」とは「時間を産みだす」こと。求められているのは、限りある1日の中から、どのようにして時間を作りだすのか。両者の概念は一見似ているようで、まったくべつものです。

時間を産むためにやっていること

まずは、時間を生むために普段からやっていることについて。

・ものの置き場所を決めておく

物を探すのは意外に時間を取られます。たとえばポストから取り出した郵便物をそのままポイっと置きっぱなしにしたり、帰宅後、身に着けていたアクセサリーを外して適当に置いたり。いけないとわかっているのに、やっちゃってたんですよね。

そして、いざ必要なときになり、どこにやったのかさっぱりわからず、あわててあちこち探す始末。無意識で置いているからどこにやったかなと思い出そうとしても、まったく記憶にない……。何度も繰り返していると、かなり時間をムダにしている計算に。そこで、ものを置く場所をきちんと決めました。探し物に時間をかけずに済むと、ストレスが減るメリットも!

・情報は、数人のマイ インフルエンサーから取得

いまの時代、ネットやSNSにはたくさんの情報があふれています。それはありがたいのですが、あれもこれもと調べていると、時間はどんどん経つばかり。にもかかわらず、結局何が良いのか、答えがわからないまま終わることはありませんか。

そこで私は、その道の専門家、無名であれば趣味や嗜好が合いそうな方、2~3人をマイ インフルエンサーに決めて、参考にしています。情報を延々と検索しなくなった分、時間に余裕ができました。

・圧力鍋を使う

いまは夏なので煮込み料理の出番は皆無ですが、冬場はかなり助かっています。普通の鍋であれば30分以上かかるところ、圧力鍋の場合は10分以内で済むときも。火を使っているときに困るのは、見張りの必要性。家にいるときはかまわないのですが、買い物や急用ができたら困りもの。この問題、圧力鍋を取り入れたことで解決でき、時間を有効活用できています。

時間を産むためにやめたこと

続いては、反対にやめたことについてのお話を。

・スマホを延々見続ける

スマホ一台で何でもできるようになってから、まさにこの行為にもっとも時間を取られていました。朝から晩まで休日を家で過ごす日は、片ときも手離さないほど。もう、スマホ中毒ですよね。友だちとも「ネットとかSNSとか見るのを止めたら、絶対に時間があるよね」なんて話していました。

ですが、こればっかりは自らの意識を変え、離れるしかありません。たとえば、仕事が終わってから5~6時間べったりだった分、スマホから離れるようになってからは、その時間を丸々べつの用事に費やせるようになりました。スマホから離れられるようになったお話は、またべつの機会にでも。

・作り置きを頑張る

作り置きのおかずを常備しておくと、仕事をしている日はずいぶん助かります。一方で、休日は地獄。うちは一口コンロなので、火を使うとなると、ひとつの料理が終わるまでじっと待たなければいけません。それに、8~10品も作っていると、終わるころにはどっと押し寄せてくる疲れ。もう何もする気力が湧かない……。時間をムダにするわ、体力的にも疲れるわ、いいことなしです。

ある女性アナウンサーが、「ほんとに料理が苦手。それでも作り置きなら助かるかなと思ってやってみたんですが、休日に全然休めないのがわかって、スパッとやめました」とおっしゃっていました。その言葉を聞き、なんか無理しなくてもいいかなと思ったのがやめたきっかけ。いまは無理をせず、作り置きは3~4品程度にしています。副菜は冷ややっこや野菜サラダなど、手間のかからないものを取り入れれば問題ありません。

「時産」によって産みだした時間だからこそ、より大切にできる

かつての私は、時間の使い方が上手な方をとてもうらやましく思っていました。でも、いいなと思っているばかりいるだけではどうしようもありません。

いろいろな方の情報を参考にしながら、自分なりにできることを取り入れたり省いたりして時間を作れるようになり、いまは余裕を持てるようになっています。

忙しい日常の中から時産活動を通してわかったのは、考えてムダを省き生みだした時間は、とても愛おしいこと。だからこそ、ますます大切に使えます。自分ならではの時産術で、暮らしはもっと楽しくなります。



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