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失敗をおそれず行動する者だけが、たどり着ける場所がある。

ちょうど2年前、コロナ禍で何もできずにいる状況にモヤモヤし、新しいことを始めたくなった。その時に習得したのが、人を癒す系の資格とハンドメイドの技術。

だが、頑張って続けるぞー! という最初の意気込みは徐々に降下。いまでは習ったことさえすっかり忘れてしまい、今日、以前いろいろ教えていただいた先生のもとに駆け込んだ。

その理由は技術の復習だけに限らず、ワークショップをやりたいとずっと思っているのに、本業の忙しさやコロナ禍を言い訳にし、腰が上がらないでいる状況にピリオドを打ちたくなったから。

先生に話したところ、やりたいと思っていながら、何がネックになりできずにいるのかと問われた。

「コロナ禍だったのもあるけれど、一番の原因は失敗したらどうしようと思っていたからです」と答えると、すかさず「でも、失敗をおそれていたら何もできませんよね」と笑顔で言われてしまった。

うぐぐっ。まさにそう、そうなんです! まったくその通りなんです!!

何も言い返せなかった。続けて、先生は「失敗しない人なんていないし、わたしも最初はうまくいかなくてつらかったですよ」とおっしゃった。

先生はとあるネットショップで華々しい実績を残しておられたり、いまではあちこちから出店や講師の依頼を頼まれたりするほどの人気ぶり。けれど、その道のりが決して平坦なものではなかったことは、以前にも聞いていた。

ネットショップを立ち上げても人が集まらない。ワークショップをやっても人がこない。そのたびに自分の何がいけないのか、徹底的に分析を繰り返し、売れない理由を必死で考えたのだそう。

「わたしだっていっぱい失敗したんですよ。でも、売れないと悔しくて、売れてる人と何が違うのか、わかるまで分析したくなる性格。生徒さんを見ていて本当に多いのは、一度の失敗ですぐに落ち込み諦めてしまう人。でも、売れないことってべつに失敗じゃないと思うんです」とおっしゃる。

たしかに、パッとすぐにコツをつかみ、光の速さで成功する人はいるけれど、世の中そんな人ばかりじゃない。地道に頑張って大成している人だって本当に多い。でも、それは諦めずに続けてきたからこそだよね。

先生は今後は技術を伝授するのみならず、自らの経験に基づき、もっと生徒さんに寄り沿った形でできるレッスンを始める予定らしい。

新しい挑戦だし、急にレッスンの内容を変更して誰もこなかったらどうしよう、と悩まれたのだとか。けれど、できるかなと悩み続けているくらいならやってみて、できなかったら、その時にまた策を考えればいいという結論に至ったそう。

インスタやブログを拝見するだけでも、ワクワクするような世界観をお持ちの先生。なので、わたしからしたら、生徒さん余裕でくるっしょ! って感じなのだけど、先生レベルでもそうやって考えられることはあるんだなと驚いてしまった。

最後には、「とにかく失敗は気にせずやってみる。それから、続けることが大事ですよ」と励ましの言葉をいただいた。

先生は、ここ数年の間に活躍の場をどんどん広げ、明らかに成長も遂げていらっしゃる。トライアンドエラーを繰り返し突き進み続ける人は、たくましいし美しい。今日は、失敗をおそれず大きな一歩を踏み出す勇気をもらえた。たとえ『うさぎとかめ』のかめのペースでも、目標としている場所にたどり着きたいと思った。


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