リスクマネーと看板(『インベスターZ』第58話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第58話では、「ミドリムシが地球を救う」というスローガンを掲げるバイオベンチャー企業「ユーグレナ」に注目をする財前ら投資部メンバー。
理解を深めるために、創業者である出雲社長のアポを取り、現在までの同社挑戦の軌跡を聞く財前と月浜。一見無謀にも見えた同社が成功を手にすることができたのは、一体何故なのか…?
森永氏によるコラムでも、ユーグレナのエピソードを題材に、企業がチャレンジを成功させるにあたって「大切な3つのこと」について詳しく説明をしていきます。
ぜひ、今週も最後まで読んで「お金の偏差値」を上げていきましょう!
『インベスターZ』第58話:「地球を救え!」
(つづく)
第58話コラム:「リスクマネーと看板」
今回は実在する企業「ユーグレナ」の出雲社長のお話でした。とても重要なことが書いてありましたので、簡単にまとめておきましょう。
まず、学生時代にグラミン銀行のインターンとしてバングラデッシュを訪れた際、バングラデッシュは貧しい国で食料が乏しいのだから、食べるものをたくさん持って行ってあげようとリュックいっぱいにカロリーメイトを詰めていったところ、バングラデッシュの人々はお腹いっぱいに食べていて食料は十分に足りていたという事実に驚きます。
これ、けっこうあるんですよね。
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