投資はレストラン経営?(『インベスターZ』第15話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第15話では、「投資はレストラン経営のようなもの」という言葉を神代からもらう財前。果たしてその言葉の意味とはーー。
森永氏によるコラムでは、この神代の言葉を題材に、投資家の立場から掘り下げた解説を行なっています。ぜひ、今週も最後までお楽しみください。
『インベスターZ』第15話:「5年後の君へ」
(つづく)
第15話コラム:「投資はレストラン経営?」
経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)による、毎回の『インベスターZ』連載話を題材にした、投資・経済・お金についての連載コラム。気軽に楽しく読めて、「お金の偏差値も上がる」コラムをお届けします。
今回の内容は個人投資家にはなかなか共感できないというか、いまいち自分事としては捉えられなかったかもしれません。
基本的に日本株は100株からしか買えません。となると、株価が1,000円の企業に投資をしようとすると、最低でも10万円必要になります。投資の基本は分散投資ですから、10社に分散投資をしようとすると、100万円近い資金が必要になるのです。
インベスターZとこのコラムを読んでいる方は、これから投資をしてみよう、または投資を始めたばかりという人も多いでしょうから、まだそれほど投資資金が多くないということで、投資をレストラン経営という感覚になれないのではないか、ということです。
ただ、今回の内容からも学ぶべきことはとても多いと思います。たとえば、財前がゲーキチ株を買った際に、実は神代はパチンコ株を空売りしていたと言いました。
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