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「過去問は25年分解け!」東大合格者が断言する理由とは


はじめに

みなさん、こんにちは! 現役東大生のチャクラ・ティナです。

みなさんは大学入試の際に、「合格するためには志望校の過去問を25年分解け!」と言われたらどう感じますか?

きっと「なぜそんなにやる必要があるの?」とか、「出題傾向さえつかめればいいのだから、直近の数年分で十分ではないか?」と思われるでしょう。

ですが、東大に合格する多くの受験生は、その25年分の過去問を実際に解いています。それどころか、一度だけではなく何周もする人も稀ではありません。

二次試験で出題される5科目分、さらに各科目の試験時間が100〜150分にも及ぶことを考えると、膨大な量です。でも、それだけの時間と労力をかける価値があることを、東大合格者は知っているのです。

なぜ彼らはそんなに大量の過去問を解くのでしょうか。その理由はドラゴン桜2で解き明かされています。桜木先生がセンター試験(現・共通テスト)後に東大志望の生徒たちを集め、過去問25年分を解きまくるように指導するシーンを見てみましょう。

いかがでしょうか。過去問を解く理由は、迷いを断つため、そして独特の問題形式へ慣れるための2つということが分かります。

過去問は受験生の迷いを消し、戦略を生む

これは本当にその通りで、試験本番が近づいてくると受験生は「あれがまだ出来ていない、これもやらなくちゃ」と不安に駆られてきます。そして実際にあれこれ手をつけて時間だけがどんどん過ぎ、またそれが焦りを生んで…という悪循環になります。ですから、過去問だけに集中する必要があるのですね。

ですが、東大の入試は6割取れれば合格と言われており、決して満点に近いような高得点を取る必要はありません。そのため、6割の得点を確実に取るために、試験時間の配分や、どこを得点源にするかといった戦略を事前に組み立てておくことが非常に重要になります。

その戦略は実際に過去問で演習して、試行錯誤しながら練り上げるしかありません。何年分も解いて、各科目の問題の形式に慣れていきながら、自分なりの得点プランを構築していくわけですね。これらが25年分の過去問を解く理由です。

実際に、私もそれだけの年数の過去問を解いていました。ただし、私が東大の過去問に取り組み始めた時期は、マンガとは少し違います。英語は高校3年生の夏前(部活引退後)、数学は高校3年生の夏、国語と社会は秋からです。

基礎が固まったら過去問に取り組んでいい

ドラゴン桜2の生徒たちが、センター試験後に全科目を一斉に解き始めているのと比べると、少しスタイルが違うように感じられるかもしれません。特に、英語と数学に関しては、東大受験に限らず、一般的な受験勉強のペースからして、かなり早い時期から取り組んでいたといえるでしょう。

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