東大受験はただのノリ!?「なんで私が東大に」を地でいく驚きの合格体験記
みなさん、はじめまして。
生島光流(きじまみつる)と申します。僕は現役の東大生です。
東大生というと「じゃあいい学校に通ってたんだ」とよく思われるのですが、実はそこまででもありません。
僕の高校は今まで東大合格者が2人しかおらず、僕で歴代3人目でした。
さらに、成績も飛びぬけて良かったわけではありません。偏差値は60程度で、一般的に見たら高い方なのですが、東大受験生の中ではむしろ下のほうです。
実際に、高校二年生の時に受けた東大同日模試の数学では、なんと0点を取ってしまいました。周りにも東大を受けようとする人なんてほとんどおらず、いわゆる「自称進学校」みたいなところの出身です。
そんな僕がなぜ東大を目指したのかというと、ちょっとしたアクシデントがきっかけでした。ある意味、ただのノリと言ってもいいかもしれません。
経緯はこうです。僕の通っていた中高一貫の中学では、高校に上がる前に、やりたいことを先生に発表するイベントがあります。
僕は特にやりたいこともなかったので、自分の番が来たとき、勢いに任せてウケ狙いで「東大を受けます!」と宣言してしまったのです。
これが、当時の教頭先生に本当に大ウケしてしまって、もう後には引けない状態に。こうして僕は「学校で歴代3人目となる東大合格を目指す無謀なヤツ」として、受験勉強に励むことになってしまいました。
最初は「あーあ、なんか大変なことになっちゃった…」と、ちょっと後悔しました。
ですが、恐らくこんなきっかけでもないと自分が東大を目指すことはないだろうと思い、せっかくだから頑張ってみようと気持ちを切り替えました。
それに東大には進学振り分け制度があって、大学に入ってからでも専攻を決められるので、やりたいことのなかった自分でも目指す意味があるんじゃないかと考えました。
「親も先生方も本気で応援してくれているし、こうなったらやるしかない!」そう思って、本気で東大を目指すことにしたのです。
恐らくみなさんは「よくそんなノリがきっかけで受験したな」と思われるでしょう。僕も振り返ってみて正直そう思います。
でも、月並みですが、東大に入るならまず目指さないと何も始まらないのです。『ドラゴン桜2』でも、同じことを言っているシーンがありましたね。
本当にあの「東大を目指す宣言」をした時から、僕の人生は変わりました。もちろん、東大合格までの道のりは長く険しいものでした。
僕は学校の勉強が中心で塾にも通っていなかったので、まずは戦略を立てる必要がありました。
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