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模試の価値が100倍に上がる! ドラゴン桜チャンネル塾長・永田が教える「模試の活用法」3つのキーワードとは


皆さん、こんにちは!
ドラゴン桜チャンネル塾長の永田耕作です。
 
いよいよ夏も終わり、受験に向けて一番大事な指標になる「秋の模試」が間近に控えている、という方が多いのではないでしょうか。
 
大学受験をはじめ、どのような試験においても模試の受け方、復習の仕方はとても大事です。
 
そこで今回は秋(10月・11月)に行われる模試を中心に、受けるまでの準備の仕方や当日の受け方、そして試験後の復習方法について紹介していきます!


①  模試を受ける前:キーワードは「準備」!

 さて、まずは模試を受ける前の話です。模試は判定や偏差値だけではなく、「準備」がめちゃくちゃ大事になります。

ここでの「準備」とは、「普段通りに物事を行う」ということです。一見簡単なように見えて、実はこれがなかなか難しいのです。
 
ここで皆さんに一つ質問です。

「普段、何時に寝ていますか?」
 
この質問に、パッと「〇〇時くらいです」と答えられる人は、その習慣を模試の日もそのまま続けると良いと思います。

ここで気をつけなければならないのは、「日によって寝る時間がバラバラ」な人です。心当たりのある人も多いんじゃないでしょうか?
 
もちろん個人差はありますが、生活リズムを定着させるには最低3週間は必要と言われています。3週間くらい同じ睡眠のリズムを続ければ、それが無意識のうちにできるようになるわけですね。
 
実はここでは、2時や3時まで夜更かししてしまうことというのは大きな問題ではありません。もちろん早寝早起きはホルモンバランス的には良いことなのですが、人によってどの時間帯が勉強に集中できるかは変わってくるので、自分がそのリズムで上手く生活できているのなら良いと僕は考えます。
 
むしろ普段は遅くまで起きているのに、模試の前日だけ無理に早寝しようとする方がリズムを崩してしまうので、当日のコンディションは悪くなります。
 
実はこのドラゴン桜noteマガジンの編集長である青戸さんも、以前TOEIC受験をしていた際に「準備」をおろそかにして、試験当日に失敗してしまったという経験があったそうです。

青戸さんは社会人時代に、試験の前日まで仕事を詰め込んでしまい、かなり疲弊した状態で試験に挑みました。そのため試験中もなかなか集中できず、リスニングでは眠気でウトウトして問題を2-3問飛ばしてしまう、なんてアクシデントもありました。結果として、しっかり勉強して試験に挑んだのに、勉強せずに受験した時よりもスコアが落ちてしまったのです。
 
このエピソードからも、準備がいかに大事か分かりますね。

ドラゴン桜でも「普段から本番を意識して過ごせ」と説くシーンがあります。

ですから皆さん、模試を受ける前には自分にこう問いかけるようにしましょう。

「受験本番の直前だったとしたら、本当に同じことをする?」と。
 
模試は受験本番で上手くコンディションを整える練習として、絶好の機会でもあります。そのため、「模試に向けて勉強する」だけではもったいないです。

常に「本番だったらどうするか」を意識して、模試の準備を進めていきましょう!


②  模試を受ける日:キーワードは「時間」!

僕は色んな学校に勉強法や計画の立て方などを講義でお伝えしに行く機会があり、生徒さんと直接話す機会も多いのですが、こんな話をよく耳にします。
 
「模試受けたんだけど、時間が間に合わなくて、最後の方全然解けなかったんだよね〜。」
 
この記事を読んでいる受験生の皆さんも、共感する方が多いのではないでしょうか。非常によくある問題ですよね。
 
しかし僕は、この問題は「とてももったいないこと」だと考えます。
 
模試というのは、今の自分の実力を測るために受けるものです。各教科、各単元ごとの自分の理解度を確かめて、模試を受けた後の勉強につなげるのです。
 
そのため、「模試を受けたけど全く分からない問題があった」という事実は決して悪いことではなく、むしろその先の勉強のための指標になる良い気づきなのです。
 
しかし、「時間がなくて問題に手をつけられなかった」場合は、その問題が今の自分の知識で解けたのかどうかが分からないのです。これは非常にもったいないと思いませんか?
 
「時間配分」に関しては、気をつければ必ずできることです。確実に最後まで解くために、まずは細かく時間を設定しておくと良いでしょう。
 
例えば、80分間で4つの大問を解く試験がある場合、単純計算で1つの大問に20分の時間をかけることができます。しかし、どの単元の問題が得意、苦手で、どの問題がより時間がかかるのかは人によって大きく変わってきます。
 
そのため、自分の得意苦手を整理した上で、自分用にカスタマイズされた時間設定ができるようになると良いです。
 
最初に問題全体を眺めて時間配分を決め、途中で予想以上に手こずったら思い切って別の問題に切り替えるのも大事です。こういった臨機応変な対応が出来るように練習する機会としても、模試は重要だと言えます。 


③  模試を受けた後:キーワードは「復習」!

最後は模試を受けた後の話です。
 
みなさん、模試が済んだ後は判定や偏差値などの結果だけ見て終わり、という風にしていませんか?
 
これは絶対にやってはいけません。模試は復習が大事です! むしろ復習がメインといっても過言ではありません。
 
ちなみに僕は模試の復習をめちゃくちゃ大事にしていました。模試を受けた時間の10倍くらい復習に時間をかけていたのではないか、というほどでした。

では、そんな僕が実際にどのように復習していたのかを、今回は少しだけですが紹介していきます。
 
皆さん、模試が終わった後にその解答解説が載っている本が届くのを知っていますか?
 
おそらく、この記事を読んでいる受験生の方は分かると思いますが、それぞれの模試が終わってしばらくすると、その模試の点数や偏差値が載っている成績表と共に、「嘘でしょ!?」ってくらい分厚い解説書が返却されることでしょう。
 
あの解説書、皆さんは全て読んでいるでしょうか?
 
僕の予想では、全て読んでいるという人はほとんどいないと思います。間違えた問題の解説や、正答率が低かった単元のところは読むけど、それ以外は読まない、という人が多いのではないでしょうか。
 
もちろん、これは悪いことではありません。むしろ、効率的な復習方法として素晴らしいものだと僕も考えます。
 
しかしあえて僕は、あの解説書を全て読むことをオススメします。理由は、解説を読むだけでその問題の復習だけでなく、さらに色々な情報を掴むことができるからです。
 
例えば模試で4択の選択肢から解答を選ぶ問題があり、皆さんはその問題に正解したとします。
 
しかし、正解した問題の中でも「2択までは絞れたけど、正直最後は勘だった」、「消去法で答えを導き出したけど、なぜこの選択肢になるのか説明しろと言われると難しい」という問題も多いのではないでしょうか。
 
そんなときに解説書を見ると、4つの選択肢それぞれがなぜ合っているのか、なぜ間違っているのかを詳細に説明してくれています。つまり、それを読むだけで4問分の勉強になるのです。
 
「模試の復習を10倍しろ!」と言われると億劫かもしれませんが、その勉強が自分の全体の理解度の向上に大きくつながると思えば、やる気になりませんか?

ここまでの復習はほとんどの人がやっていないので、逆に自分がやることで大きく周りと差をつけられます。そうやってモチベーションを高めて、模試の復習をしていきましょう。そうすれば、模試を受けたタイミングの自分よりもはるかに成長できるはずです!


ドラゴン桜チャンネルでも模試の活用法を紹介しています!

さて、ここまで模試の活用法について3つのパートに分けてお話ししていきました。

この「秋模試」についての話は、僕が塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜チャンネル」でも説明していますので、ぜひこちらもご覧ください!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!


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