油断は禁物!共通テスト後にだらけない方法を東大生が徹底解説
皆さん、明けましておめでとうございます!
ドラゴン桜チャンネル塾長の永田耕作です。
僕からの今年1発目のテーマは「共通テスト後の過ごし方」についてです!
この記事が公開される頃は、まさに共通テスト直前!というタイミングでしょう。
その時期にあえて共通テスト「後」の話をするのには、理由があります。
それはズバリ、今のうちに対策を考えておかなければ、共通テスト後の時間を有意義に過ごすことはできないからです。
共通テストから二次試験までは、思っている以上に時間がありません。約1ヶ月で、マークシート型の試験から記述型の試験に頭を切り替えて対策しなければいけないのです。
ドラゴン桜のマンガでも、センター試験(現在の共通テスト)後に気を抜かないよう桜木先生が注意するシーンがありましたね。
では、限られた時間の中で、どうすればだらけることなく次の試験の対策に向かっていけるのか。
今回は、3つのパートに分けて「共通テスト腑抜けトラップの解消法」を解説していきます!
①受験はマラソン!
さて、まずは受験全体の話から考えていきましょう。僕はよく受験勉強の話をする際に、「受験はマラソンだ」と伝えています。
短距離走ではなく、長距離走。つまり、ペース配分をしたり、途中で息を整えたりする必要があるのです。
フルマラソンの大会の中継などを見たことがある人は想像しやすいと思いますが、マラソンでは10km地点、20km地点といった中間ポイントで、給水所やちょっとした食料がもらえる場所があります。
42.195kmもの膨大な距離を走るフルマラソンは、トップアスリートでも2〜3時間程度かかります。それだけの時間ずっと体に大きな負荷をかけ続けるため、当然水分やエネルギーを補給する必要があるのです。
しかし、この休憩ポイントで水を飲みすぎたり、ご飯を食べすぎたりするとどうなるでしょうか?
血糖値が上がったり、腹痛を引き起こしたりして同じペースで走り続けることが困難になるでしょう。過度なエネルギー補給や休息は、かえってパフォーマンスを低下させるのです。
これと全く同じことが、受験勉強でも言えます。
多くの受験生が高校3年生の春から、早い人はもっと前から、1月・2月に行われる受験本番に対しての勉強に毎日取り組みます。
来る日も来る日も長時間勉強を続けることはとても大変なので、少し休む日を作ったり、自分へのご褒美でご飯やデザートを用意したり、いろんな工夫をするでしょう。
しかしここでも、休憩しすぎてしまったり、過度にだらけてしまったりすると再び受験勉強を始めるのはとても難しくなります。何事も、「適度に」行うことが重要なのです。
②過度なお祝いはしないこと!
だからこそ、共通テストが終わったからと言って、まるでマラソンのゴール地点かのように緊張感から解放されてしまうことはあまりオススメできません。
もちろんゴール目前ではありますが、まだ35km地点、40km地点くらいの給水所なのです。
ここから、よりギアを上げてラストスパートを走り切る必要があります。そのためには、共通テストお疲れ様の過度なお祝いは危険です。
このドラゴン桜noteの編集長である青戸さんは、共通テストが終わった日もいつもと変わらず勉強を続けていました。むしろ、残すは二次試験だけになったからより集中して試験への対策ができるようになった、と話していました。
このような受験生が少なくないことを考えると、あまり休憩しすぎないほうが良いことが分かりますね。
僕は受験生のとき、共通テストが終わった日は家族で夜ご飯を近くのご飯屋さんに食べに行きました。
一応、「ひとまずここまでお疲れ様」「体調を崩すことなく共通テストを受けることができて良かった」と僕を労う名目の会ではありましたが、長居しすぎることなく帰ったことを覚えています。
というのも、僕は2日間分の共通テストの自己採点をしていない状態でご飯を食べに行ったため、「帰ったら自己採点をして、そこから受験モードにまた頭を切り替えるぞ」と決めていたのです。
僕は、共通テストが終わっても全く気を抜いてはいけない、とまでは考えていません。このパートのタイトルにもある通り、「過度なお祝い」をすることがあまり適切ではない、と思っているのであり、ちょっとご飯を食べに行って、ここまでの頑張りを讃えることはむしろ良いことだと考えています。
受験において一番大事になるのは、受験する自分自身がどれだけ勉強に対して前のめりで在り続けられるか、に他なりません。
周りの人にとって良い方法であったり、本や記事でおすすめされている方法であったりしても、それが自分にとってモチベーションを維持し続けられるものである保証はありません。
色んな方法を試しながら、時には休憩しながら、自分に一番合った努力の仕方を見出していただければと思います。
③最終日に過去問を少しだけでも進めておこう!
さて、最後は二次試験に向けての話です。
共通テストが終わってから、各大学の二次試験が行われるまではおよそ1ヶ月強。この時間は、皆さんが思っているよりも短いです。
多くの受験生が併願して受験する私立の大学の入学試験は、共通テストと二次試験の間の1月下旬〜2月中旬に行われることが多いため、その受験も行なっている間にあっという間に2月25日がやってきます。
そのため、二時試験型の勉強にいかに素早く頭を切り替えられるかが重要になるのです。
ドラゴン桜note編集長の青戸さんは、共通テスト2日目、つまり終わった当日に二次試験の過去問を少しだけでも進めておいたほうが良いと語ります。
これは一見するとかなり厳しいアドバイスにも感じられますが、「少しだけでも」という部分がポイントなのです。
共通テストが終わった日は、当然ですが試験終わりで頭も体も疲弊しています。その状態で、二次試験の問題を全て解くことはとても難しく大変でしょう。だからこそ、「全部解く必要はない」のです。
人間は、ちょっとだけでも始めたものは最後までやるモチベーションが高まる習性があります。中途半端なところで終わらせることで、「せっかくここまで手をつけたし最後までやるか」と思えるようになるのです。
そのため、あえて「少しだけ」過去問を進めることが重要です。それなら、試験最終日の疲れている状態でもできると思います。
その日くらいゆっくり休みたい気持ちは十分理解できますが、30分でも15分でも、何なら1問だけでも良いので過去問に手をつけて、次の日からの勉強のスタートダッシュを切れるようにしましょう!
ここまで、共通テストが終わってから二次試験に向けての過ごし方について、東大生の実例も挙げながらお話ししましたが、ここで紹介した方法を全て実践しなければいけないわけではありません。
その理由はシンプルで、受験において一番大事になるのは、受験する自分自身がどれだけ勉強に対して前のめりで在り続けられるか、に他ならないからです。
周りの人にとって良い方法であったり、本や記事でおすすめされている方法であったりしても、それが自分にとってモチベーションを維持し続けられるものである保証はありません。
色んな方法を試しながら、時には休憩しながら、自分に一番合った努力の仕方を見出していただければと思います。
おわりに
さて、ここまで「共通テスト腑抜けトラップ」について、計3つのパートでお話ししていきました。
この話は、僕が塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜チャンネル」でも青戸さんと一緒に説明していますので、ぜひこちらもご覧ください!
今回の記事は、ここまでとなります。それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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