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インサイダー取引には気を付けよう(『インベスターZ』第39話)

三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)

今週の『インベスターZ』第39話では、道塾学園投資部の記録を熟読する財前。明治の激動の時代において、道塾の投資部がどのような投資を行い、利益を生み出していったかを知っていきます。

また、森永氏による解説コラムでは、財前が読み込んだ道塾投資部の記録に記載されている内容を題材に、投資をするうえで気をつけたい「インサイダー取引」について掘り下げていきます。

ぜひ、今週も最後まで読んで「お金の偏差値」を上げていきましょう!

『インベスターZ』第39話:「初代は語る」

                (つづく)

第39話コラム:「インサイダー取引には気を付けよう」

経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)による、毎回の『インベスターZ』連載話を題材にした、投資・経済・お金についての連載コラム。気軽に楽しく読めて、「お金の偏差値も上がる」コラムをお届けします。

39話はついにインベスターZがタイムリープ物のマンガになってしまいましたね(笑)

さて、財前がタイムリープする前に、投資部の歴史を調べていました。そのなかで、東京藤田商会が軍事機密情報を入手して、それによると日露戦争によって英国海軍が多大な支援をしていることによって、日本が有利に戦局を進めることを事前に把握していました。

 おそらく財前の曽祖父はこういった気密性の高い内部情報を手に入れていたからこそ、すさまじい投資成績を残せていたのでしょう。

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