資本主義や株式投資が嫌われる一因(『インベスターZ』第75話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第75話では、金七との会談が破談となったのち、自ら「投資の力」で石油を手に入れることを山本五十六に宣言する龍五郎。
こうして戦争は勃発し…。そして話は現代に戻り、改めて藤田家と財前家の確執について、財前と慎司の間で激しい口論となります。
森永氏による解説コラムでも、この財前と慎司の口論にフォーカスを当て、なぜこのような衝突が起こるのか、プロの目線から掘り下げて解説していきます。
ぜひ、今週も「お金の偏差値」を上げていきましょう!
『インベスターZ』第75話:「一族の過ち」
(つづく)
第75話コラム:「資本主義や株式投資が嫌われる一因」
真珠湾奇襲のために保有している石油を譲ってくれと山本五十六から頼まれたものの、金七は断りました。
しかし、龍五郎は山本が必要とする石油を用意すると約束しました。
そして、その後に実際に真珠湾奇襲が行われたことを考えると、何かしらの方法で龍五郎は山本との約束を果たしたことになるのですが、まさかその石油が金七が保有する物だったとは驚きました。そして、そのために活用したのが株式市場というところも意外ですね。
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