本を読むようになって変わったこと、7つ

この世には二種類の人間がいる。本を読む人間と、読まない人間だ。

本を読む人間になってから8年。普段読んでる量は一日数十ページと少なく、「本を読む人間」と名乗っていいか微妙なところですけど、少なくとも0ではないです。読んでいます。本を。

本を読むようになって変わったことは7つあります。

1. 大事なことをメモするようになった

本を読んでいて琴線に触れた部分、「これは名言だ…!!」と思ったことはとにかくメモするようになりました。覚えたいし、身に着けたいですからね。

メモすることで、自ら大事なことについて考えるようにもなりました。そうしてストックされた言葉は、今の考え方の骨格をつくっています。

本を読んでいると、大事なことは繋がっていることに気付きます。バラバラに見えた言葉も、実は同じことを違う表現で言っていることに気付きます。そうやって、世界中の人が、何度も繰り返し教えてくれているんです。本に書き残すことによって。

2. できることに集中して時間を使うようになった

どうにもできないことに時間を使わなくなった。または、自分の影響力が及ばないことに興味が無くなった、と言い換えることもできます。本を読んでいると、著者に影響されて、自分にもできることがあるか試したくなります。

いろいろ試していると、自分にできることの範囲がある程度わかってきます。そして、やりたいことはやり切るには、人生の時間は限られていることに気付きます。

そうなると、例えば芸能人のスキャンダルをニュースで知っても、深追いはしなくなります。なぜなら、知ったところで自分にできることが無いからです。

精神的に思うところはあっても、何か変えられるわけじゃないなら、残念ながら無駄な時間です。とはいえ、時には無駄な時間も必要ですけど。

「なぜオレはあんなムダな時間を…」

と思うからこそ、意味のある時間が何かわかります。すみません、脱線しました。「無駄な時間」でしたね。

3. 当事者意識がついた

自分ならどうするか、が当事者意識です。本にもいろいろありますが、個人的にはマンガも本に含める派です。マンガや小説であれば、登場人物に感情移入するのが既に当事者意識です。

ビジネス書であれば、どんな問題も自分の問題として考えたらどうなるか、という読み方ができます。

本を読んでいると、自分が誰の視点で読んでいるのかよくわかります。そして視点さえ変えれば、自分がどんな登場人物にもなれることに気付きます。

4. 何を知らないのか知れた

無知の知、というやつです。

本を読んでいると、次々に新しい発見があります。知っていはずのものの中に、まだ知らなかったことがあることもあります。

知っているか知っていないかはあいまいな境界です。本を読むことでその境界がハッキリするので、自分に足りないものがよくわかります。

逆に、自分が持っているものも確認できます。

5. 辛い時の選択肢が増えた

落ち込んだ時、苦しい時、辛い時にどうすればいいか、偉大なる先人達はどうしてきたのか、本は教えてくれます。

本が正しいとは限りませんが、少なくとも選択肢は増えるので、ただ絶望して何もできないということは無くなります。

何もしたくない、本を読むことすらしたくない、という時もありますが、本は背表紙だけでもヒントがあるものです。

全く視界に入れないのは難しいので、本を持てば、嫌でもタフになります。立ち直らざるを得ないので。

6. 寂しさが軽減された

このSNS時代、コミュニケーションは簡単にとれるのに、寂しさは消えません。むしろ、寂しさの新しい形が生まれている気がしています。

この寂しさの正体は具体的にはまだわかっていませんが、人間にとってコミュニケーションが必要なことはわかります。

本を読むことは著者と対話するようなものなので、コミュニケーションの一種です。著者と対話することで、寂しさは軽減されます。

もっとも、対話できればの話ですが。対話が難しい本もあります。人間と一緒です。そりゃ、人間が書いてますからね。

7. お金持ちになれるかはわからないけど、お金に困ることはない気がした

本を買うことは消費ではなく投資だと聞きました。

投資であれば、大きなリターンを得られる可能性もありますが、当然誰でもお金持ちになれるわけではありません。

本を読むことは土台の積み重ねだと思っています。
読んだ本の数だけ、その本が土台となり、高く積みあがっていく。

高い所にたどり着くのは簡単ではないですが、底上げは確実にされていきます。人間としての土台があれば、お金に困ることはない気がします。

感覚的な話なので、ロジカルは貧弱ですが、ただの感想だと思っていただければ幸いです。

まとめ

メリットばかりになってしまいましたが、デメリットは全然思い浮かびませんでした。デメリットは、強いて言えば、本を読む人間になってしまったら、読まなかった頃にはもう戻れないということですかね。

全体的に主観的な話なので、実際他の人は本を読んでどう変わったか聞いてみたいです。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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