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【 経営 / 仕事のコツ 】「もっとがんばろう」より「これ変えよう」の方が大事
仕事をしているとうまくいかないことはある。仕事以外のことでも同様だ。うまくいかなくなると真面目な人ほどもっとがんばろうとする。しかしこの行動と思考が落とし穴だと私は思っている。
1 「もっと」がんばるはやめよう
そもそもうまくいっていない時にジタバタあがいても事態が好転してうまくいくことは少ない。なぜならばほとんどの場合がやり方が間違っている可能性が高いからだ。やらなければいけないことをさぼってやっていないならばまずはやることやれよの話だが、がんばってやっているのにもかかわらずうまくいかない時に私がかける言葉は「もうがんばるな」だ。
がんばったら結果が出るという言葉を無条件に信じてはいけない。これは条件付きだ。「結果が出るであろう正しい方向にがんばっている」場合にはがんばっていればそのうち結果は出るだろう。しかし全く正しくない方向にがんばっていても絶対に結果は出ない。イメージするなら富士山の山頂に向かう目的で一生懸命歩いているのに、鳥取砂丘の砂浜を必死で歩き回っているようなものだ。歩いているという観点だけで見れば確かにがんばってはいるが奇跡でも起きない限り目的地には一生到着しないだろう。そんなことを人生や仕事で平気でやっている事例はかなりある。
2 「もっと」よりも「変える」をやろう
がんばっても目的地に到着しないからといって「もっと」がんばって歩くをしてはない。ここで大事なことは今やっていることを「変える」こと。この「変える」の中には止めるも含まれる。とにかく今とは違うことをする。まず歩くのをやめる、地図を見て調べてみる、電車に乗るという選択をしてみる、空港を探すリサーチを始める。いくらでも変えられることはある。変えないで妄信的に今やっていることを一生懸命してはいけない。努力が足りないから、がんばりが足りないから、能力が無いから、うまくいっていないのではなくてそもそもやり方を間違っているだけ。そこを変えるだけで状況は一変する。まずは今やっていることを「変える」のだ。「もっと」がんばってはいけない。
3 「変える」をやればうまくいく可能性が広がる
行動を「変える」をすれば、必ず結果は「変わる」はず。その結果はよいことばかりとは限らないが必ず何かの変化が生まれる。その変化に対してまた変える、もしくはこの動きが正しいと判断できればその時こそその方向に全力でがんばるのだ。今より状況が悪くなることもあるかもしれない。しかしそれはそうやればもっとうまくいかなくなるという事実を知れた成果だ。そうやってトライ&エラーを繰り返しながら目的が達成できる正しいプロセスを見つけ出すことで結果が出る。昔からよく言われる「成功した人は誰よりも失敗している」というのは、このように「変える」をたくさんしているからだと私は思う。「変える」を決断してトライするのがいい!
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