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知ることから、Feel India.【#0】

僕は明日から2週間ほど、インドへ行く。

実はこれまでに海外へは前職の社員旅行でしか行ったことがなく、プライベートでの海外、かつ2週間の長期滞在(?)は初めてのこと。

しかもその目的地がインドだ。

初めてのことだらけでどれくらい時間と心にゆとりがあるかわからないけど、この遠征ではできる限りインドから、日記的に文字と写真を届けていきたい。

まず初めに今回の記事では、出発前の心持ちを【#0】として残しておきます。自分のための日記だから、あんまり面白くないかもしれない。あとライカ買いました。

なぜインドに行くのか

荷物も部屋もグチャグチャになった

実を言うと当初インド遠征にお誘いいただいた時、お断りをしていた。

・そもそも海外旅行にあまり興味がない
・何十万円かかる金銭面に対する不安
・仕事でも各所に迷惑をかけるかもしれない

この辺りが理由になる。日々ボーッと過ごしていたい僕にとって、海外旅行(ましてやインド)は「大金をかけてしんどい思いをしにいく」ことでしか無かった。

そんな僕の考えが変わったのは、一緒にインドへ行く高橋伸哉さんとwacameraさんの一言。そしてその一言は、タイミングと言葉さえ少し違えど同じ意味合いの言葉だった。

「三谷は今、一回行っとけ。」

ロジカルに説き伏せられるよりよっぽど響いたこのお誘いで、僕のインド行きの決心は着いた。

この数ヶ月の過ごし方

とにかく適当に撮る

ありがたいことに、旅行のプランニングは全て旅慣れした諸先輩方が考えてくださり、言われるがままに飛行機のチケットを取ったり、ビザを取ったり、何かしらの登録やらをした。

そういう意味でも、僕にとって今回のインドは「旅」と言うには烏滸がましい気がしている。

海外慣れしているwacameraさんと、現地で合流する彼女が持ち物リストまで作ってくれた。もはや遠足。甘んじてバブみを発揮するわい。

役に立たないポンコツの僕の仕事は「文句を言わない」「イライラしない」ことになった。しかしそれはインドという土地で最もハードなことかもしれない。

仕事についても多方面に便宜を図っていただき、感謝しかない。数ヶ月前から準備をしていたが、それでも負担はあるだろう。遠征にかかるお金があれば、親にもいくらか贅沢な想いをさせれらたかもしれない。各所からいただく記事制作のご要望についても、スケジュールをかなり考慮していただいた。

拭いきれない後ろめたさはあるが、それに捉われすぎず恩返しができるような経験ができたらと思う。こういうとこ真面目なんすよね。

お腹を壊さないか心配

ついつい自撮りをしてしまう

真面目に語っていた流れでなんだけど、ホントこれが一番心配。なんなら実は、考えただけでもう既にやや壊している。

インドの水を口にしてはいけないのは、海外文化に疎い僕でも知っていることだ。シャワーを顔面から浴びただけでお腹を壊すこともあると聞いた。

まあでも人間、出るもんは出るし、出すしかない。

その時はその時だし、その時にようやく僕の旅が始まるかもしれない。

知らないまま行く

インドに合わせて薄着をしたので少し肌寒い

インドで写真といえば、藤原 新也氏の「メメント・モリ」を想起される方もいるだろう。

僕も地元の図書館で本書を借り、数ページ捲って、読むのを止めた。

その数ページで十分な衝撃を受けた僕は、写真集に目を通すことでインドに足を運ぶことにより受ける「何か」が薄れてしまうことへの恐れや、何処か「答え合わせをしに行く」ような、そんな写真を撮ってしまいそうな気がしたのだ。

知らずに行き、感じたままを撮りたい。

ありがたいことに旅程は組んでいただいているため、インドを知らないままインドを歩くことができる。

僕はこの「撮影体験」を楽しみにしている。

ライカを買った

ついつい首にぶら下げてしまう

出発2日前となる、2月4日(土)。僕はLeica Q2を買った。

Q2を選んだ理由を書くとちょっと本筋からズレる気がするのでまた別の機会にするけど、簡単に言えば「道具」としてフィットしているからだ。

ライカを買ったからと言って僕が撮る写真は変わらないと思う。ただインドでライカを持ち写真を撮る僕はたぶんカッコいい。

そしてその自己陶酔の中で僕が写すものには、僕らしさが滲み出しているかもしれないし、街に馴染むそのカメラは僕が意図しない写真を撮ってくれるかもしれない。カッコつけてるけど、かなりビビりながら買った。

今の心持ち

空港近くに前乗りチェックイン

予習をしていないからこそ、インドという土地に対する感情は実はフラットだ。

それよりも向こうで合流できるかとか、お腹を壊さないかとか、荷物のパッケージが難しいとか、そんなことばかり考えている。

このインドでの経験で、人生観が大きく変わるとか、何か利益を得られるとかはあんまり考えていない。

ワクワクとドキドキを持ちながら、あるがままのインドを感じて、撮って、そこに何かが残れば嬉しい。

欲しかったカバンも買ったぜ




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