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イメージできることは必ず叶う(受験編)Part2

こんにちは、ミサンガムーンです。

こちらの記事は前回投稿記事の続きになりますので、まだ読んでいない方はこちらから宜しくお願い致します。

さて、受験スケジュールを偏差値が低い順に段階的に受けていった所、全てに合格し勢いに乗っていた私でしたが、大本命の第一希望の学校で「小論文の時間配分をミスして最後まで書き終われなかった」という思わぬ失態を犯してしまい、涙の不合格という結果に終わりました。

20数年経った今でも思い出すのですが、この時は本当に辛くて呆然とした気持ちになり、人生で言ってみれば、初めてに近い「努力したのに叶わなかった、はっきりとした挫折」だったのかなと思います。(もちろん過去にもできなかったことや叶わなかったことはたくさんありましたが、ここまで渾身の思いで何かに向かったことがおそらくなかったんだと思います。)

大学の合格発表の掲示板の前で自分の番号「5542」が無いことを予想はしていたものの、実際に無いということを受け止められない。(いまだに受験番号を覚えていることが、その時の自分にとっての事の大きさを物語っている気がします。「5542って『ココ死に』だなぁ。そうか、だから受からなかったんだ」とか考えていました)

誰にも連絡をする気になれず、周りの喧騒から自分だけが切り離された異次元空間にいるような感覚がして(こういう時って本当にそういう感じがするものですね)、その後は地下鉄に乗ったまま当てもなく行ったり来たり、乗ったり降りたりを繰り返しました。

1時間くらいぼーっと地下鉄に乗り降りを繰り返しているうちに、ようやく「ああ自分は不合格だったんだな。この学校に春から通えないんだ」という実感が湧き上がってきて、そうしたらどうしようもなく込み上げるものがあって、涙が後から後から滝のように流れてきました。

悔しくて、辛くて、現実を受け止められずに、同じ車両の人から怪訝に思われているだろうと分かりつつも止まらない涙。精一杯頑張ったのに結果及ばずであったなら、仕方ないと自分を慰めようもあったのだと思うのですが、もし時間配分を間違えなければ受かっていたかもしれないのにという思いが、余計自分の諦めを悪くしているようでした。

そして合格発表から2−3時間後、ようやくまずは両親に電話をしました。

「どうだったー・・?連絡ないから心配していたよー。。」

なんとか明るく話しかけようとする電話越しの母の声に、ようやく息を整えて押さえたはずの涙が、また込み上げてきて喉元がつまり、やっとの思いでしどろもどろに伝えます。

「うーー(涙)、ダメだったわ。やっぱり。」

「そうかー。仕方ないよ、一生懸命やったんだから。今まで受かった所だってすごい事だよ。あんなにどこにも受からないと言われていたのに。十分やったんだから、ね、もういいよ、受かった所に行こう。」

そう慰める母の声に、まともな返事も出来ずに電話を切り、また自問自答。やっぱり諦めるしかないのかな。確かに半年前の私のレベルからしたら、今受かったところだけでも十分過ぎる結果だ。それなのに、第一希望にこだわって浪人するというのはあり得ないよね。第一、私は短期集中型でコツコツできるタイプじゃないのに、浪人したら今年受かった所すら受からないかもしれない。

だけど、どうしても諦められない。。。

絶望の淵からは脱しれないまま、唯一高校では心を開いて相談できていた先生に電話で結果報告をしました。

すると、いつもは「お前には第一希望の学校は無理だと思うよ、悪いけどそんなに甘くない」と辛口だった先生が、いつもとは違うトーンでこう言ってくれました。

「お前、まだ終わってないだろ。もう一つ学部申し込んだだろ、そこに受かるように今から全力で努力しろ。」

「でも先生、受験日まであと一週間しかないです。しかもあの学部は受験科目に社会があるから、私のレベルでは絶対無理と言われたのであまり勉強もしていないですし。。」

「何言ってんだ、死ぬ気でやれよ。まだ一週間あるんだから、最後まで全力でやれ。何が起こるかわからんぞ。」

この先生の励ましは、その時の私にとって唯一の希望の光に思えました。

思わぬミスをして落ちてしまった第一希望の学部よりも、合格する可能性はずっと低いかもしれないけれど、結局頑張った結果やっぱり不合格かもしれないけれど、でも少なくとも、今日この瞬間はまだ可能性がある。

全く受かることを当てにもせず、なんとなく記念受験のつもりで申し込んでいた学部が、自分にとって今、希望の全てになっていました。

もう一度、目標に向かって努力する機会を与えられたということ、たとえ数%かもしれないけれど、結果は自分次第というチャンスがあること、そのことの有り難さと共に、このチャンスをなんとしてもものにしなければならない。全力で取りに行かなければならない。そう心に誓って、試験当日までの残りの一週間を過ごしました。

その時の自分を思い出すと、まるで何かに取り憑かれたような、時間の止まったシンとした異次元空間にこれまた入ってしまったような、そんな感じがしていました。

そこからやったことは、残り7日間で苦手な社会科目の過去問題集を新しく7冊買い、1日1冊、完全に丸暗記したことのみ。頭から終わりまでを解く。間違えた問題は記憶して、また解く。それでも間違えた問題を記憶して、また解く。寝る頃にはほぼほぼ1冊丸ごと頭に入っている。翌日、2冊目の問題集を同じようにやると共に、1冊目でこぼれ出した記憶もまた再度叩き込む。

こんなやり方が正しいのかは全く分かりませんでしたが、今更じっくり理解している時間は無く、結果として7冊分の問題集が丸々頭に入った状態を作り試験当日を迎えました。

続きは次回投稿にて!

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