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無条件で自分を信じる。自閉症の息子から感じたこと。

不登校、自閉症の中2の長男が東京へ1人で向かった。

普段は基本的に家の中にいて、散歩に出るとかも

ほとんどしない。

住んでいる駒ケ根市は、電車は1時間に1本。

電車は2両編成が基本。乗り継ぎにも時間がかかる。

っていうのどかな田舎です🚃


普段スーパーに買い物にいくときも、

気配を消して私の背後にぴったりくっついてる子。



だかしかし!!


彼はやりたいとなったら絶対やる!!

2年前くらいにyoutubeを始めた時もそう。

自分で適当にいじりながら投稿を始め、

気が付いたら収益化ができる条件をクリアしていた。



そして今回も、やりたいとなったらやる、それを発揮した。


私が東京いくとなったら

下調べして、乗り継ぎや行く場所を

ある程度リサーチしていかないと無理で。




でも、長男は、乗り継ぎや食べる場所とか下調べ何もなし。

とりあえず出発できればいいでしょ。

行けば何とかなるでしょ、な感じだった。


なぜ?なぜそんな大丈夫感あるんだ?

東京は大人の私も嫌だよ?

人に話しかけるの、苦手だよね?

って不思議なくらい。


「特にやること決まってないし、

 時間もたっぷりあるから平気だよ。」

そういってご希望どおりの

5時12分の始発に乗っていった。


未経験なのに、この根拠のない絶対的な自信は何なんだろって

不思議なくらい。


無事待ち合わせのホテルまで歩いて自分で来て、

帰りも行きとは違う経路で違う電車にも乗って

八王子でらーめん食べて、

指定席の電車に乗り遅れることも経験して、

冒険して帰ってきた。


この八王子も特にリサーチしたわけじゃなくて、

なんとなくこの辺いってみよう、で決めた場所。

すごいわ、ほんと✨



この経験ができたから、

長男の中にも、

どこに行くにも大丈夫だって感覚が

体験として得ることができた。


行く前のやったことないのに、

なぜか自信がある状態から、

体験によってさらに自信が増した。


きっと長男の中には、

無条件の自分に対する自信みたいなのがあるんだろうな。

今回の行動力は

その無条件というか、根拠のない自信があって、

自分の興味があること、好きなことをやっているからこそ

発揮されたものだと思う。

赤ちゃんの時から電車は乗るのも見るのも大好きだから。



今まで私、自信をつけたくて

色々とりあえずチャレンジしてた時期があった。

スキルを身につけようと学びもたくさんしてきた。


でも、だからといって、

自信はつかなかった。

むしろ、どんどん上も見えるから、

なんか自分まだまだ感が増していった。

自分はダメだって癖、脳内回路もあったからそりゃそうなるんだけど。



本当は嫌いだとか、抵抗があること、

これをやらないと自分はだめだと思ってることとか、

やってて無理がある、苦しいってことを

がんばってやり続けていたとしても、

そしてがんばってできるようになったとしても、

本当の自信は身に着くものじゃないなと思った。



自閉症児の子育てしてて思う。


病院でのリハビリや、小グループの療育を受けてても、

なんか、苦しい!!

スモールステップでできることを増やして自信を。

これも一理あるのかもしれないけど、

できないことができるようになったから身に着く自信って

これから生きていくのに必要だからって目線で

身に着けようとすることって

なんか、なんか一時的というか、表面的というか

そんな気がしてならない。


だって、やってる時、疲れてくんだもん。

みてて苦しそうなんだもん。

そのうちやりたくなくなるんだもん。

やりたかったら行動の力って

湧き出てくるものだよね。



だから私は、完全個別のケアで、

やることが決まってない

福祉サービスの利用を望んだ。



楽しそうと感じること、

興味、関心とか面白そうと感じること、ここに才能眠ってる。

だから社会的スキルとか勉強とか運動とか、

できないことをできるようになって自信をつけるって

本当の自信にはならないんじゃないかな。




絶対的な自分への信頼感があるというか、

無条件に自分を信じる状態だから

行動できて

自信が増す。


そしてチャレンジする方向も

自分が本当に望んでいる方向にチャレンジすることが大事かなと思う。


今回の長男のチャレンジをみてて、そう感じた。


で、実際やってみないとわからないことばかりだから

やってみて、面白くない、違うなと思えばやめればいいだけだし。



望んでる方向が、大脳のみで設定されたことだと、

周りからのこうすべき、にとらわれてる場合がほとんどだと思う。


頼りなのは「自分の感覚」。


どの行動をするか、迷ってる時って

自分の感覚を感じられてなくて、

脳幹閉じてて大脳だけで考えてる時。


続けることにちょっと疲れてるなって時は

心置きなく、「疲れてる」って感覚に

一回しっかりよりそってあげていいと思う😊


その方が、脳幹の反応が戻ってきて、

本当の自分のやりたい方向に向かえるようになるんだよ✨



やりたきゃほっといても何があっても

結果関係なく、自信あるとかないとか関係なくやるから。



今回の長男のチャレンジは、

私にとってもすごく大きかった✨

送り出すのは怖かったし、勇気はいったけど、

何を言われたとしても進んでいこうとするパワーに

私も後押しされた😊


私も自分で自分を向かいたい方向へ後押ししていってあげよ✨



じわじわと今日も

湧いてくる旅行の楽しさを味わって過ごしてます😊


私は子どもとのコミュニケーションは、
 
脳幹コーチングを活用してます。

脳の仕組みを知ったら、いかに私が

子どもの話を聴けていなかったのか、

自分の声も聴けていなかったのかがわかりました。

自分とも相思相愛に、子どもとのコミュニケーションも

なんだか心地よくなったんです✨

興味ある方は、

お気軽にお問合せくださいね💕












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