大都会
窮屈な夜を過ごしています。
知らない街のワンルームのホテル。
テレビをつけてみるけどいつもは切り替わる筈のボタンがここでは使われていなくてより一層の寂しさを感じてしまう。
遂に社会人とやらになってしまったらしく研修の為に私は今東京に居います。
私が暮らしていた街や学校があった街なんて霞むくらいにずっと人がいて、見上げると首が痛くなるくらいにビルが高くて。
高揚感よりもずっと不安感と倦怠感が付き纏う。
書きたいから書かないといけないになりつつあって、明日からまた研修なのにこんな夜中に起きているのはきっと間違っているんだと思う。
間違ってはいるけど問題はきっとそこでは無いとも思っていてむしろ今この感情を書くべきであるとすら思っている。
きっとこれから心がすり減ってしまって書き残す事すら辞めてしまうんだろうから書けるうちに少しでも残しておくんだ。
きっとやれる事も増える。何もかもが悪くなる訳でも無い。だけど悲観せずには居られない。期待すればする程傷付くのは自分だと私達は知ってしまっているから。
友達が少ないのも声を掛けても拒絶されるのが怖いからだ。
窮屈だなぁ。
この街も、この部屋も、私の心も。
全て、全て。
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