五分五分

 今振り返ったらあの頃の自分は鬱だったなと思う。

 何故か無性に悲しかったし、辛かったし何より消えて無くなりたかった高校生。

 何とかなると、前を向いたのではなくてただ単に目を背けただけの大学生。

 これらを経てぶち当たったのは社会という絶壁だった。 

 そこで初めて色々な事に気がついて自分の立ち位置に気づいた。

 このままではまずい、と。

 お金の勉強、今後の人生の行き先、今の生き方。

 漠然と生きていた過去とは違う、違うと思いたい。

 人間は変われる、変わりたい、変われる、そう思いたい。

 毎日をただ過ごしていた大学生の自分を憎む。ただ過去は変わらずに未来は今も1秒ごとに訪れる。

 もういいかい、まだだよ。

 自分の人生に対して常に問いかける。

 頑張れ頑張れ。常に自分を、鼓舞、し続ける。

 嫌な未来からなんとか逃れようと。

 頑張れ頑張れ、今を生きろ、未来を生き抜け。

 頑張れ、頑張れ。

 きっと僕が成功している未来は五分五分だろうな。

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