【ベトナム留学記#5】ハノイプチ1人旅

今日はベトナムについて1週間ほど経った時の話です。
私が日本からしがみついていた大学の先生がついに仕事でハノイを離れベトナムの最北部へ行ってしまいます。私は次に先生に会うまで生き延びることができるのでしょうか。

バスに乗る練習も兼ね、この日は観光地の一つであるホアンキエム湖の周辺をうろうろしてみることにしました。

◇初めてのハノイバス

初めてのことに挑戦するのはワクワクしますが、若干知識は欲しいタイプです。前日インターネットでベトナムのバスについて（かなり）調べました。

調査結果
＊バスには運転手さんとは別にチケットを売る人がいる
＊チケットは7000VND か8000VNDくらい

7000VNDってどのくらいなんだろうと思い調べてみると、日本円で30円ほどでした。しかも、乗り換えしなければどこまで行っても30円です。安すぎないかなと、私が心配になります。

ハノイにはハノイバスというバスのアプリがあるという情報を、ベトナムの大学のバスマスターである先生から入手しました。留学中ほぼ毎日使っていましたが、かなり便利です。

そのアプリを活用し、バス停でバスが来るのを待ちます。
この日はホアンキエム湖へ行くため、８Ａか８Ｂのバスに乗ります。

乗るところから試練です。ベトナムのバスは完全に停まりません。
動いているバスに飛び乗り、揺られながら席に着きます。
席に着くとおじさんがやってきてお金を渡すとチケットをくれます。バスでチケットを買うとき何も喋る必要がないということがベトナム語を話せない私にとって救いでした（笑）

マップで現在地を見ながらバスに乗っていると、突然バスが右に曲がりました。あとでわかりましたが、土日はバスの通る道が少し変わる場所があったんです…。
そのことを知らない私はプチパニックです。私が降りる予定だったバス停はもちろん通らず、いったいどこに行くんだとドキドキ。マップで見た感じホアンキエム湖に近いバス停で降り歩いて向かうことにしました。

◆ホアンキエム湖到着

ちょっとしたハプニングはありましたが、なんとか今回の目的地に到着しました。まず、私を迎えた試練は道路の横断。バスを降りた先にベトナム人の家族がいたため、しれっと後にくっついて渡ることに成功しました。

バス停の近くにありました。周りには犬の散歩をしている人や、木陰で涼んでいる人が多くいます。彼らの横を通り過ぎ、さらに進んでいくと、お店が見えてきました。

外国人の観光客がたくさん！家の近くに有名な観光地があるという経験が初めてでとても新鮮でした。そして、この日は偶然にも休日でホアンキエム湖の周りが歩行者天国になっていました。

車やバイクが通っていないというだけで歩きやす過ぎます。そして、湖の周りには渋滞じゃんと思うほどの人だかり。外国人観光客はもちろん、ベトナム人も休日をホアンキエム湖の周りで写真を撮ったりゆったり過ごしたりしています。

まだまだなれないベトナムの風景にきょろきょろしながら、湖のほうに向かっていきます。

写真でよく見る建物を発見しました。ガイドブックでよく見るやつ！という第一印象でしたが、同時にやってきた感想は意外と小さい…でした（笑）もともとこの亀の塔が大きいとは思っていませんでしたが、想像以上に遠くにさらに小さく見えます。

ホアンキエム湖のほとりにある和風塔です。ベトナム人がポージングしながら写真を撮ったり、観光客の方々が記念写真を撮ったりしているので私も写真を撮りました。帰ってから調べてみたところ、この塔を使って記念の写真を撮るベトナム人が多いと言うことがわかりました。

余談ですが、ベトナム人のポージングスキルはとても高いなと思っています。私は、友達と出かけた時に写真撮ってあげるよと言ってくれるのですが、友人がアドバイスしてくれるポージングは少し恥ずかしかったです。

少し歩いたところに、玉山祠（ぎょくざんじ）がありました。人が多すぎたため、この日は中へ入るのをやめました。観光地だから外国人が多いのかなと思っていたのですが、ベトナム人の方も多くいるなという印象でした。

赤い橋が気になって仕方がなかったです。後日談ですが、帰国約一ヶ月前にようやく中に入ってみました。

ホアンキエム湖一周散歩を初めて約半分のところまで来ました。ここにはレストランやカフェが多くあります。このとき、お昼をだいぶ過ぎていました。おなかがすいたなと思っていたのですが、この先にまだ何かお店があるかもと思いながら昼食をここでとることをやめました。そして、その決断を後悔しました。

この広場では、イベントをやっていることが多いです。しかも、ちょっとしたイベントではなく、ライブやパフォーマンスなどかなり大がかりなものです。通りがかりに見ながら日本では経験したことがない経験に何度もワクワクしました。

ガイドブックでホアンキエム湖の近くに教会があるという情報を入手していたため、歩いて向かうことにしました。ハノイ大聖堂です。

私の記憶上、教会を見るのは人生初です！！私が写真で見て知っているヨーロッパの教会のイメージとは違った教会でした。そして、写真を実際に撮ってみて、カメラに収まらない大きい！というのが最初に感じた事でした。中に入れる時間帯もあったようなので、本当は中にも入ってみたかった…。

記事にすると一瞬ですが、中間地点を過ぎおなかがすいたなと感じたときからかなり時間が経ちました。ホアンキエム湖を一周しご飯を食べる場所を探します。

お昼ご飯はベトナムのフォーを食べることにしました。観光地なので、英語のメニューそしてオーダーができることがこのときの私の安心ポイントでした。このお店に決めたのは、ベトナム料理が食べられるということと、中でご飯を食べているのが観光客だけではなくベトナム人もいたからという点です。

このとき、まだ一人飯になれていなかったため普段の倍のスピードでフォーを間食しました。

昼食を無事に終え、おさんぽ再開です。

ハノイオペラハウスを見つけました。オペラハウスなんて入ったこともないし、きっと入ることはないだろうとこのときは思っていました。
というより、オペラハウスと聞いてもイメージがわかなかったため、感想としてはこれがオペラハウスか～～くらいでした。

入ってみるとまた印象が変わります。

このとき、もっと近くまで行ってみたかったのですが、この複雑な道路を渡ることができる自信は全くなかったため断念しました。いくらベトナム人が渡ろうとしていても、ついて渡ろうとはなりませんでした笑。そのため写真も引き気味です。

オペラハウスから少し歩くと違う建物がありました。なんの建物か聞いたのですが忘れてしまいました。たしか、銀行です。

ホアンキエム湖の周りには、ちょっと大きめの建物が多くありました。このときは見るものすべてが新鮮だったので、なんの建物かわからず写真を撮りまくっていました。

たくさん歩いて疲れたなと思ってきた頃、バス停が近くにあったため家に帰ることにしました。

約3時間ほどのプチ一人旅を終え、バスに乗り家路につきます。一人旅をする人にとってはただの観光に見えるかもしれませんが、このときの私にとっては大冒険をした気分でした。もう、バスに乗った時点で「私すごくない？」みたいなフィルターが脳にかかりました。

私の海外プチ一人旅はプチ大成功でした。

◇次回予告

今回はプチ一人旅でしたが、次回はガイド付きプチハノイ旅についてです。

先生の仕事仲間であるベトナム人の方が、バイクでいろんな所に連れて行ってくれました。ついにバイク二人乗りを経験します。私の脳にさらにフィルターがかかります。