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雅な春の観劇ツアー 2024 #2 京都御所・平安神宮と「都をどり」 - 華のおんなソロ旅

 観劇目的の2泊3日のツアーに参加した2日目の記録です。

 2日目の午前中は京都市内観光、最初は京都御所である。御所は昔は観覧には事前の申込手続が必要だったが、今は入口で簡単な持ち物検査を受けるだけで入場できる。本日一日だけついた現地のガイドさんに引率されて、要領よく廻る。まず見たいのは、大河ドラマ光る君へ」で今よく出てくる天皇の普段の御殿の清涼殿(せいりょうでん)。枕草子に出てくる「荒海障子(あらうみのしょうじ)」は見られるだろうか。

御所の入口
建礼門
南庭
即位の礼で用いられる天皇の御座、高御座(たかみくら)は写真で


御所の正殿 紫宸殿(ししんでん)
清涼殿の中 昼御座(ひのおまし)は天皇の日常の御座
右下の通行口は高さ180cm  長身の方はご注意
これが清涼殿の「荒海障子
呉竹は確か枕草子にも出てきた
承明門から紫宸殿
くちなしの実とのこと
寝殿内
寝殿内
御池庭も美しく
御学問所 王政復古の大号令がここで
寝殿内
御内庭
御池庭

 平安神宮は、名前こそ知っていたが今回予習をして初めて由来を理解した。確かに戦乱で美しかった都が荒らされ放題になったことは、この地の方々にとっては耐え難い苦痛であっただろう。永遠の平安への祈りを込めて創建された鮮やかな社殿を臨むと、感慨深い。楽しみにしているのは、神苑南神苑で平安朝の歌書に詠まれた植物が集められ、それぞれ由来の札がある。私の「推し」清少納言枕草子由来のものがたくさんあって、写真に収めながら移動するのに苦労した。全く推し活も楽じゃない(笑)。

応天門


龍尾壇が壮麗に
左近の桜
右近の橘
東歩廊


薪能が上演される


蒼龍楼 辰年なので人気とか
大極殿(だいごくでん)を臨んで白虎楼


重要文化財 2号電車の説明
神苑内を歩いているといきなり登場する


枕草子に出てくるイタドリ
トグサ
なずな
しきみ
いちご
アスナロ
ユズリハ
ハケイトウ
カナメモチ  よくこんなに区別がついたものだ


回遊式庭園の美しさ
池を臨んで
東山を借景とした栖鳳池 掛かっているのは泰平閣(橘殿)
池を臨んで
橋の上から池を臨む
中神苑の臥龍橋は渡ることが可能
鴨も優雅に遊ぶ

 平安神宮付近で昼食のあとは祇園に向かい、祇園甲部歌舞連場で「都をどり」の観覧である。私は不明にして今回ツアーに参加するまで、この京都の春の風物詩のことを知らなかった。祇園の芸妓さん、舞妓さんが総出で4月の1か月間、この都をどり専用の劇場で演じられる。今年は、これも大河の影響か、源氏物語をテーマとした場も含めた第八景まで約1時間、休憩なしで優雅な踊りを楽しむことができる。今回は、添乗員さんが「天覧席と言われています」という2階の最前列の席での鑑賞となった。このところ、観劇の席には非常に恵まれていて嬉しい限り。贅沢な、優雅な春の京都の午後のひとときを堪能した。

歌舞練場内 花道もあります


歌舞練場内 右側 桟敷席もみえる
歌舞練場入口
祇園の細い通りを入っていく


名物の団子皿 5色あったがやっぱり赤を買う

 夕食はフリーであったが、ツアーのオプションでホテル内の日本料理のオプションがあったので申込みをしておいた。最近京都でも話題のお店の支店とのことで楽しみにしていた。日本料理といえば、合わせるのはやはり日本酒。ここのお薦めは佐々木酒造さんの日本酒で、「・・佐々木蔵之介さんのご実家ですよね ?」とウェイターさんに聞くと(相変わらずミーハーな私・笑)「そうです。継がれたのは弟さんです」と、一押しの「聚楽第」をサービスで少し出してくれた。美味しかったので次回来た時は探して買おうかな。

美しいお吸い物 お椀は鳥獣戯画か
先付けも風流


焼き物がたけのこなんて、さすが京料理
「まるたけえびす」もさっぱりして美味しかったが聚楽第がよかった

 明日は自由行動日。晴明神社など京都市内の名所を飛び回ります。