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スマホの弊害~Communication Breakdown

最近時々見かける光景。

「○○というのがあってね」と誰かに教えてあげたい時ってありますよね。

話を投げかけた次の瞬間、聞き手がそれをスマホで検索して、話を聞きながら「あ、ホントだ、書いてありますね」とスマホを見ながら答え始める。その先はまるで「裏どり」でもされてるような図式になる。

それどころか「あ、しかも○○みたいっすね」と、聞き手の方が先に話し始めたりして。それ、これから言おうと思ってたことな。

そんな行為を日常的にしてしまう人に言っておくね。

人は、検索すりゃわかることだけを、わざわざ話したいわけじゃないんですよ。大抵の場合、そこに書かれていることに加えて、話し手の考えや想いを伝えたいのが話の主旨。スマホで調べながら聞くという、聞き手のその行為のせいで、話の主旨に辿り着くのが遅くなり、時には脱線さえする。

恐らくそういう人は、話を盛り上げたり、より「共感」を示しているつもりなのだとは思う。だから話がスムーズに流れているように感じてるかも知れないけど、実はそれ、相手の話の腰を折ってるんだよ。

スマホの存在が招く、さりげない弊害ですね。
じゃあスマホ時代に沿ってこうするかい?

自分「○○ってあるんだけどまず検索してほしい」
相手「あ、はい。ありますね」
自分「概要よく読んで理解してほしい」
相手「はい…読みました」
自分「その上でそこに書いてない考えを話すんだけどさ」
相手「はあ」

何だこの変なコミュニケーション。
そうじゃないよね。

ロックンロール

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