未来を曇らせないための意思決定

この記事を読むのに必要な時間は約6分です。

目次
・意思決定をする意味
・「会議」の存在価値
・この意思決定だけはしてはいけない
・知っておくべき人間の思考回路

こんにちは。みっしいまです。今回は「未来を曇らせないための意思決定」についてお話ししていきます。

皆さんもあらゆる場面で「意思決定」をすると思います。ですが、なんとなくで決めていたり、人の意見だけで決めて動いていたりしていませんか?

それを続けてしまうと、自分の意思で何もできない指示待ち人間の出来上がりです。嫌ですよね。

この「意思決定」というものは行動に移す前の最終段階に当たる部分になるかと思われますが、意外と適当に済ましてはいけない要素です。ですので、今回はこの記事を読んでからは、皆さんもしっかりと自分の意思に確信を持って行動に移していけるようにするための知識をつけてもらいたいなと思います。それでは目次の順から解説していきます。

▮意思決定をする意味

もちろん、決めるという行為そのものは、仕事だけでなく日常生活の中から頻繁に行われていることです。特に仕事であれば、情報収集や分析などに比べても身近に行われますよね。

ですが、この判断は簡単ではなく、根拠のバランスを崩したり、重大な決断になってくると先送りしたり、逃げてしまう傾向があります。

ある経営者の方は意思決定についてこのようなことをおっしゃっていました。

「経営者の意思決定なんて格好いいものではない。誰かに対して不利に働くような、難しい意思決定になればなるほど、それを下した後は自己嫌悪に陥ることもある。しかし、そこから逃げていたら経営者失格なので、苦しいけど逃げずにより良い意思決定を模索するのだ。」

経営者の方でも意思決定は難しいものなんですね。だからこそ、落とし穴を避けて、コツをつかむことで、他社に差をつけられるポイントになると意識していきましょう。

▮「会議」の存在価値

・「会議」だからこそできること
・同調圧力に気をつけろ

○「会議」だからこそできること

サラリーマンなどは特にそうですが、何かを決める際には「会議(ミーティング)」が開かれると思います。

そもそも自分が会議に参加すれば、職場の状況を知れたり、物事が決まった理由を知るという意味でもメリットが多いですよね。

その中で発言を通して、会議の決定をより良い方向にもっていくことがビジネスパーソンの価値を高めていきます。

会議の結論があっさりしがちな時に「このような顧客の声を最近現場で聞くのですが」と一言でも行ってみてください。そういう意見が出すことができれば、会議全体に刺激を与えることができます。

○同調圧力に気をつけろ

一つ気を付けておきたいことが、同調圧力(何かを決める際に、少数意見を持つ者に対して暗黙の内に多数意見に合わせることを強制すること)というものです。

この様な雰囲気があると中々自分の意見や情報を提示することができません。これに関しては自分だけではなく他の人も同時に強制されているとなると、その会議には選択肢がありません。よって、会議全体の質が下がってしまいます。

もしあなたが、会議の中心となって立ち回っていくなら、少数意見も取り入れる工夫をしてみましょう。

※会議は自分の存在を誇示するよう場や自説を披露する場ではないという事を理解しよう。

▮この意思決定だけはしてはいけない

何かを決めるときには、いろんな根拠をもとに決定されると思うのですが、「感情」で決めてはいけません。

そもそも人は感情の生き物です。

なので、完全に感情を捨てれるかと言ったら結論、「無理」です。笑

問題となってくるのは、その「程度(レベル感)」です。ちなみにこのレベルが強い人の特徴としては、合理性がないにもかかわらず自分のプライドからそれにこだわってしまいます。その結果身動きが取れなくなってしまうので最悪です。

こうならないようにするためにも、極力この感情を取り除くことが最重要になってきます。

○感情を極力取り除く方法

これの答えとしては、時間を置くという方法があります。

人には「早い思考」と「遅い思考」の二つがあります。

早い思考=直感的思考
遅い思考=論理的思考

カンタンに言うとこんな形になります。

人はカチンときたことがあると中々冷静な判断をすることができません。ですが、一晩寝たら怒りが収まるなんて話は少なくないですよね。めちゃくちゃシンプルですが、時間を置くというのはとても効果的です。

更に、日常から感情をうまくコントロールするためにEQ(心の知能指数)を高める方法も紹介したいと思います。

・ネガティブ感情は書き出して認識する
・ネガティブ感情が起きたら、心が収まるまで待つ
・楽しい、あるいは面白かった場面を思い起こす

などの方法があります。

感情に任せた意思決定によって他人を不幸にさせないようにするためにも、まず自分の心のコントロールをできる様にしていきましょう。

※自分の信念を偽らないというのも大事な判断軸です。0にしないように大事なものはしっかりと自分の心にとどめておきましょう。

▮知っておくべき人間の思考回路

人は思考をするときに決して避けては通れないバイアスという思考の歪みがあります。これに人は左右されるので完全に回避することはできません。

ただ、このバイアスを知っておくことで相手のバイアスの状態を把握しながらコミュニケーションをとって確認していくと適切な会話の進め方や議論をより良い方向にもっていくことができますよね。

バイアスの数はかなり多いので、今回は特にビジネス面で左右されるバイアスの一部をご紹介します。

代表的なバイアスの例
ハロー効果:本来その意志には関係ないはずの好ましいイメージに引っ張られてしまう
サンクコスト:すでに発生して取り返しのつかない過去の投資やかかった手間にこだわり、
本来検討すべき「将来を考えたときに好ましい意思決定」ができない
現状維持バイアス:未知のものを受け入れるのを避け、現状維持の方がリスクが小さいと考えてしまう
確証バイアス:自分の都合の良い情報にしか目が入らない、あるいは過大評価する
初頭効果/週末効果:最初のイメージや最後のイメージに引っ張られてしまう

こういったバイアスを知っておくことで、自分の判断の確認になる以上に、上手く活用していければ相手を都合の良いほうに動かすこともできるものなので悪用厳禁です。

※バイアスを乱用する・相手がそのバイアスを知っていると非常に狡知に映ります。
活用する時はくれぐれもWIN-WINを前提として活用しましょう。

▮まとめ

・「意思決定」を極めることで他社との差をつけることができる
・「会議」で自分の意見がある時は積極的に発言する
・感情だけで物事を判断しないようにEQを高めよう
・バイアスを知っておくことで自分にも他人にも活かせる生き方ができる

ただただ行動するだけでなく、その前の意思決定をする場面において正しい判断軸を持てるようにすれば、必ず知る前と知った後で同じ行動でも結果が大きく変わっていきます。

こういったことを理解しつつ、今後の人生に活かせる考え方をしていきましょう。

以上です。ありがとうございました。

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