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ポジティブ心理学を経営に活かす

おはようございます。今朝も勢いで書きます。

近年、さまざまなところでとりあげられるようになった「ウェルビーイング」。ウェルビーイングとは、being well(wellな状態であること)、心身ともに良い状態を目指すという考え方になる。

ひとことで言えば、幸せを感じられている状態ということだろう。

そして、このことは会社経営においても重要な指標になっており、働く社員にとってのウェルビーイングとは何か。あるいは、お客様にとってウェルビーイングとは何か。

こういったことを定義して、具体的に提示していくことが大企業はもちろん、地方の中小企業においても必要になってきている。

今は、会社が幸せを定義付けしていくことが必要な時代になのだ。それは、幸せが分かりづらく、不明瞭なものになってしまったからだろう。

高度成長期時代のような一億総中流社会と言われた頃は分かりやすかった。長時間働いて、成果を上げていれば、ポジションも給与も上がっていく。不足感がある時代だったから、買いたいものが買えるようになり、モノの充足感を感じられるのが、多くの人にとっての幸せだった。

それが今は違う。お金は必要だが、それだけでもない。お金はあっても不幸せに感じている人もいる。一方で、お金は必要最低限であっても、幸せを感じながら生きている人もいるだろう。

そういうなかで、会社は何を幸せと考えるのか?そのために、何をしていくのか。そういったことを発信していく時代になっている。

ただ、それを定義しようとすると、難しさもある。幸せという抽象的に感じるものを具体的に定義付けをしていくのは難しい。そこで、参考にすると良いと思うのが、ポジテイブ心理学で知られるマーテイン・セリグマンがまとめている「PERMA(パーマ)」だ。

P ポジテイブな感情(ワクワクしているか)
E エンゲージメント(夢中になっているか)
R 人間関係
M 意味(なぜやっているのか)
A 達成感

社員がワクワクしながら働くことができる、毎日のちょっとした工夫はあるか?お客様にワクワクしながら提案ができているか?

お客様がワッと驚くような提案をしようとできるかぎり知恵を絞り、アイデアを考えようとしているか?

社員同士が仲良くなるような取り組みはされているか?そして、それは本当に社員の仲を深めるものになっているか?社員が喜んでいるか?

何を目指して経営をしているのか?何のために経営をしているのかを理念やミッション、ビジョンなどを通じて表現ができているか?

年間目標や賞与での達成感だけではなく、もっと短期間で達成感を感じられる取り組みはあるか。また、ひとりだけで達成感を感じるものだけではなく、チームで会社全体で達成感を感じられるものが考えられないか?

このようにして会社経営を考えていくと、ウエルビーイングにもつながっていく。

ポジテイブ心理学は会社経営にも使える。

ウェルビーイングに必要なことを考えて今日もステキな一日に。

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