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経営コンサルタントここだけの話編「お付き合いをしてはいけない社長について」

おはようございます。今朝も勢いで書きます!

私は、心理カウンセラーやお医者さん、看護師さん、あるいは介護士さんのお仕事をする人は、どのようにして自分自身の精神を保つようにしているのかに、とても興味がある。

というのも、普通に仕事をがんばっていると、自分自身の精神が病んでしまうような気がするからだ。

私がコンサルタント駆け出しのころ、どのようなご支援先でも、あるいは社長でもお付き合いをするようにしていた。当時は、自分自身の成果を上げなければいけないと強い危機感を持ち、また将来に不安もあり、とにかく、機会があった社長には懸命にコンサルテイング提案をして、お付き合いをいただくようにしていた。

そして、当然だが、お付き合いをいただいた社長や会社には業績を上げていただくために、懸命にコンサルテイングをした。

ところが、このようなやり方を続けていては、私の精神も気力も持たないことに気づき始めた。そのことを、当時の上司に相談をすると、「いい加減を覚えなさい。」と教えられた。

「ええかげん」ではなく、「いい加減」を覚えろ、と。

「ええかげん」とは、大阪弁で、「適当」という意味がある。手を抜くという意味もあり、いい意味としては使われない。それと似ているが、「いい加減」とは、「ちょうどいい」という意味になる。

それを言われたときは、意味が分からず、さらに聞くと、上司は「ええか、どのような社長にも懸命にお付き合いをしているとお前がやられるぞ。後ろ向きで否定的で、実行力が乏しい社長もおるやろ。そういう社長には、いくらお前が一生懸命にコンサルテイングをしても成果が上がらん。そのたびに、社長の否定的な言葉やマイナスの態度を聞いたり、目にすることになる。それを変えようとするのは、本当に体力がいるんや。1社だけならまだええよ、毎日、そういう社長とコンサルテイングをしていると、いつかお前がやられる。だから、そういう社長とは、いい加減をもって付き合いなさい。」と言われた。

ここまで言われても、そのときは、あまり理解ができなかったが、今では分かる。ただ、お付き合いをすることになれば、そういう社長でも業績を上げていただかなくてはいけない。だから、今は初めからやんわりとお付き合いを断るようにする。

業績を上げることよりも、まずは社長に変わっていただかなければいけない。そのために何をすればいいかも、今は分かっている。

そういうことを考えると、冒頭にあげた心理カウンセラーや介護士さんなどは、毎日、病んだ人や高齢者と仕事をしているはずなので、どのようにして自分自身の精神を保っているのかが知りたい。患者さんを選ぶこともできないだろうから。

これまでに経営コンサルタントから何度か提案を受けたことはあるが、一度もお付き合いをしたことがないという社長は、コンサルテイングを断っていると思っているかもしれないが、実は、コンサルタントから選ばれているかもしれない。

お付き合いする人を上手に選んで、今日もステキな一日に。

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