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競合調査をする意味を間違えていると、いずれお店や会社はつぶれる。

おはようございます。今朝も勢いで書きます!

経営コンサルティングの仕事に、ご支援先の競合会社を調査するというのがある。

ビジネスで一番大切にしなければいけないのは、お客様。売上はお客様からしか生まれないのだから、自分たちのお客様とは誰なのか?そのお客様に買っていただくにはどうすればいいか?

そのようなことを考えるのが最も大切。

ただ、お客様も一つのお店や会社だけで決める、というようなことはなく、いくつかのお店や会社のなかで、選んでいく。そのため、競合会社を知っておかなければいけない。

競合会社だけを見るようなことになってしまっては本末転倒なので、気を付けなければいけないが、競合が何をしているかは知っておいた方がいい。

ただし、競合会社を調べるときに、気を付けなければいけないことがある。そして、多くの会社や人が間違えていることがある。

大事なのは、「何のために競合会社を調査するのか?」ということだ。

それは、その競合会社に勝つためである。決まっている。では、競合会社で何を知らなければいけないかはハッキリするのだが、それができていない。

競合会社に勝つためには、何が必要か?

それは、競合にはなくて、自分たちにはあるもの。これを見つけなければいけないのだ。

ところが、その逆をやっているケースが多い。つまり、自分たちにはなくて、競合にあるものを見ようとしている。競合の強みを認識するだけになっている。

これでは競合に勝つための調査のはずなのに、競合に勝てない理由を知るための調査となってしまう。そして、自信を失くす。本末転倒だ。

競合会社を調査することで、自分たちの強みを知る。あるいは、自分たちの特徴や、自分たちができていて、競合会社にはできていないことを知る。

つまり、競合調査は自分たちの長所や強みを知るために行う

これを一番の目的にすることを忘れてはいけない。その上で、自分たちにはなくて、競合にはあるものを知る。これは、二番目だ。

そして、自分たちにしかないものを、さらに伸ばしていくこと。また、自分たちにはなくて相手にある商品やサービスは、自社も取り入れるのか、それとも取り入れないのかを決める。取り入れれば、競合を包み込むことになる。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず

という。これは、敵の弱点を知り、己の強いところを知ることで、勝てることを言っている。

そのために、敵も己もよく知ろ!ということだ。

ところが、なぜか、敵の強いところを探し、己の弱いところを知るような競合調査をしているケースが多い。日本人の特性なのかもしれない。

敵を知り、己を知って、今日もステキな一日に。

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