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新入社員に教える”社長(支援先)との付き合い方”。

おはようございます!今朝も勢いで書きます!

部署に配属された新入社員に1時間ほど研修をしていた。テーマは「社長(支援先)との付き合い方」。コンサルテイングのノウハウやスキルではなく、新人時代に大切にすべき社長との付き合い方を伝えていた。

コンサルタントはノウハウが一番のように思われるかも知れないが、実はそれ以上に大切なのが人としての付き合い方である。コンサルテイングをしていてクレームを受けることがあるとすると、そのほとんどはノウハウへの不満や業績が上がらないといったことではなく、マナーや付き合い方に対する苦言である。

さて、その研修で私は何を伝えていたかというと、まずは、「社長を理解すること」をあげた。

社長とはどういう人なのか?ということだ。私が前職から今のコンサルテイング会社へ転職をして初めに驚いたのは、”社長とはいかにわがままで、人の話は聞かず、自分がいいたいことをしゃべる人たちなんだ”ということだ。

この人たちは他の人とは違う。”社長という人種”なんだと考えるようにしていた。しかし、一方で、社長は社員の誰よりもリスクを負っている。今は変わってきているが、以前は銀行から融資を受けるには個人補償が必要だった。もし、会社が上手くいかず借金を返せないとなると、全財産を持っていかれる。本当に命がけなのだ。

そういう部分から、やはり大事なのはリスペクト感を持つことである。まずは、社長をしているということにリスペクト感を持つ。これを初めに伝えた。

さらに、社長を理解するために、

・これまでの苦労話を聞く
・趣味など好きなことを聞く(嫌いなことも)
・社長のインプットに意識を向ける

を伝えていた。

お付き合いいただく社長をよく知ること。これが大事。それを知る手掛かりになるのが、この三つ。社長の好きなことや好きな食べ物、奥さんなど家族との関係性、大事にしていることなどを知っているか?

それから、社長が何か考えを話すことがあれば、話している内容を理解することも大事だが、なぜそのようなことを言うのかに意識を向ける。そのようなことを考えることになった出来事や経験、あるいは勉強をしていたことがあるはず。それを知ろうとする。

また、面白かったと聞いた本や人の話、あるいは映画を聞けば、同じ本を読んだり、人の話を聞いたり、映画を観る。これらはそれを楽しむこと以上に、なぜこれを社長は面白く感じたのかを考えながら、社長を理解しようとする。

それから、社長に”コイツと付き合いたい”と思ってもらうために大切だと思うことを12ケ条にまとめて伝えた。

一、マメな対応(質より量)
一、スピード対応(即時処理、質よりスピード)
一、気が付く奴を思われる(同行者ではなく支援者としての当事者意識)
一、成長意欲が高い奴と思われる(明確で高い目標)
一、オモロイ奴と思われる(自己紹介の工夫)
一、身だしなみを大切にする(清潔感、高級感よりもフィット感)
一、言葉遣い(先輩や上長、モデル社員を真似る)
一、明るい雰囲気(表情、声の大きさ、姿勢)
一、会食が楽しい(マナー、話題提供、聴くなど)
一、支援先社員のモデルになる(社長が付き合う人)
一、フィードバックの原則を実践する(まずは社長を好きになる)
一、約束は必ず守る

新人向けの研修は、あらためて大事なことを私も認識することにもなるので、既存社員にとっても大切な時間になる。

新人に大切なことを教えて、今日もステキな一日に。


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