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大企業コンサルと中小企業コンサルの違い

私がこれまでコンサルティングで関わらせていただいた企業の90%以上は、中小企業。それも、地方の住宅会社が多く、他は住宅リフォーム会社、不動産会社である。

社員数は数名から数十名くらいまでの会社が大半。数百名規模や一部上場企業のコンサルテイング経験もあるが、数は限られる。

そして、中小企業でどのようなコンサルテイングをしているかと言うと、一言でいえば、「業績アップ」である。お客を増やし、売上を増やし、社員を増やし、会社を大きくしていくことである。

そのため、社長と戦略や戦術を練るなど、社長と喧々諤々することが多い。経営トップである社長に向けてコンサルテイングをしている。そのようにして方針や戦略などを決定したうえで、幹部や一般社員に、それを落とし込むことをする。

さて、大企業向けにコンサルテイングをしている会社として思い浮かぶのは、外資系の戦略コンサルテイング会社である。そこは、日本でもトップ大学をでた優秀な学生に就職先としても人気がある。

また、そのようなコンサルテイング会社出身者には、起業するなど活躍する人材も多い。そのため学生や若い社会人には憧れの就職先として考えている人も多い。

但し、コンサルテイングの内容は、中小企業向けとは大きく違うと聞こえてくる。

外資系の戦略コンサルテイング会社は、コンサルテイング先の社内で役員など上層部に向けた提案資料や報告資料の作成をする仕事が割と多いようだ。

その会社の戦略や方向性を決定づけるための資料作成である。それを経営トップに提案するのではなく、社員と一緒になって、描いた戦略や方向性を上層部に通すための仕事である。

そうなると資料作成のための仕事となったり、通すための根回しなど社内事情を考慮する仕事もあるようだ。また、提案したものが通らなければ、それで終わり。仮に通ったとしても、その後のプロジェクトに関われるとは限らない。

私もこれまでに何度か大企業でこのような仕事をしたことがある。テーマを与えられて、それを調査分析し、報告書にまとめる仕事だった。中小企業向けのコンサルテイングとは勝手が違い、戸惑うこともあった。

・役員など上層部に通すにはどうすれば良いか?
・資料の見せ方や体裁が重視される
・誤字脱字にはいつも以上に慎重になる
・資料の作り直しが多い
・持っていきたい方向性に沿った作成を要求される

といったことがあり、ストレスを感じることがあった。

中小企業の場合は、社長に直接に提案して、その場で決められて、すぐに実行され、それをサポートできるダイナミックさがある。

私の経験や見聞きするのは、ほんの一部なので、これが全てではないはず。また、どっちが良いとか悪いとかではなく、どっちが性に合い、才能を発揮できるかだろう。

私は、社長と膝を突き合わせながら、時には感情的にもなって、実行もサポートできる中小企業向けのコンサルテイングにやりがいも楽しさも感じる。

では、今日もステキな一日に!

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