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銀行が家族信託をすすめてきたら、要注意か!?

おはようございます。今朝も勢いで書きます!

一昨年の末ごろ、父親がかるい脳梗塞で倒れた。数ケ月の間、入院をして、いまは施設で暮らしている。いまはコミュニケーションはとれるようになったが、入院で足腰が弱くなり、車椅子がなければ生活ができない。

さて、父が倒れた頃は、コロナ禍、真っ最中!面会ができない。また、脳梗塞のため、意識がもうろうとしており、電話でもコミュニケーションがとれなくなった。

父は事業もしていたので、急遽、私がそれを引き継がなければいけなくなった。しかし、父の事業については、何も聞いておらず、私はほぼ何も理解できていなかった。また、入院費や施設費、そして事業をすすめる上でも、資金が必要となり、お金のやりとりを銀行とすることが増えた。

父の口座から資金の出し入れを行ったり、また父名義で融資を受けることも進めた。今は息子とは言え、父の口座から資金を出し入れするのは、勝手にできない。問題が起きるのを防ぐためとは言え、とても面倒なことになっている。

そこで、銀行から強くすすめられるのが、「家族信託」。どういうものかは何となく理解はしているが、詳しくは分からなかった。そこで、お付き合いがある不動産会社の人に聞くと、まず言われたのが、「高いですよ。」ということ。

で、あらためて銀行に聞くと、40~50万円はかかると言われる。これだけでも十分に高いのだが、行政書士の知人に聞くと、「まだ安いですね。」と言われる。「でも、たぶん、それは基本料金で、追加で色々とたされて100万円ぐらいになる可能性もありますよ。」と言われる。

単なる手続きに、なんでそんなにお金がかかるのか?

なにか原価がかかるわけでもない単なる手続き費用である。ぼったくりではないかと思った。また、とくに銀行がすすめてくる家族信託は気を付けなければいけない。彼らの手数料も含まれている可能性があるし、彼らの成績になっている可能性もある。

だから、銀行の担当者がどういうものなのかを分からずに、上から言われてすすめている可能性もある。

また、行政書士に相談をしていると、他にも任意後見や財産委託管理契約を締結する方法もあると聞く。任意後見は親が認知症になってから効力が発生することや月々数万円の費用がかかるので、場合によっては、家族信託と変わらない費用になる可能性もある。

財産委託管理契約であれば、数万円から高くても10万円もかからない感じである。

しかも、家族信託や任意後見は、相続でややこしい事情や事態が想定されるときに考えるもので、親の代わりに銀行から資金の出し入れをすることや父が行っていた事業を代理で継続するぐらいであれば、そこまでする必要もなさそうだ。

そんな状況でも、銀行は高い家族信託をすすめてくる。

もし、あなたが同じような状況になったとき、まずしなければいけないのは、セカンドオピニオンを探すこと。他に、行政書士や司法書士の方に、相談をした方がいい。

すべてではないが、銀行の提案には要注意。その担当者が、どこまでの知識を持っていて、本当にこちら側のメリットを考えての提案なのか?それとも、銀行の方針からの提案なのか?これを見極めることだ。

幸せな相続の準備をすすめて、今日もステキな一日に。

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