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わきもとの展示レポートなりよ〜 「アーティゾン美術館 STEPS AHEAD: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」編 わきもとさき
今回の内覧会レポートもアーティゾン美術館なり!
展示では、初公開の収蔵作品ちゃんたちがお披露目されるということで、どんな子たちと巡り会えるかとても楽しみなり!
展覧会場入り口にて不可解なポーズの記念撮影をするわたし
さっそく展示会場へ入ると、柔らかい赤色に塗られた壁と絵画ちゃんたちがお出迎えしてくれましたなり。
展示構成は1〜14章もあって長い旅になりそう。
展示全体を一度ぐるっと周ってみると、章ごとのカラフルな壁の塗り分けや、四角いお部屋に対して仮設壁を斜めに設置していたり、鑑賞の柔軟性を持たせて循環させる装置が散りばめられていて展示会場がキラキラしているようにみえましたなり。
5階と4階をつなぐ吹き抜けにも様々なコレクション作品やお国・時代性をまぜまぜして鑑賞することを可能にしていて、鑑賞者にとっても作品たちにとっても健康的で風通しよく、居心地がよさそうな印象。
わたしも作品たちのお仲間に入りたいなり〜
収蔵品は絵画を中心に、写真や彫刻、書籍などなど幅広く作品ちゃんたちが集合していましたなり。
わたしが今回の展示で一番印象的だったお部屋は、8章の「第二次大戦後のフランスの抽象美術」ですなり。
こちらは戦後のフランスで活動していた作家さんたちの作品が並ぶお部屋。
特に堂本尚郎さんの《集中する力》(1958年)とアルベルト・ジャコメッティさんの矢内原》(1958年)がジリッとした緊張感を放って並んでいる壁、その前にジャコメッティさんの《ディエゴの胸像》(1954-55年)が佇んで、向かいの壁にいらっしゃる新収蔵作品であるヴォルスさんの《無題》(年代不詳)ともの言いたげに見つめ合っている空間が熱々だったなり。
8 第二次大戦後のフランスの抽象美術 展示風景
8 第二次大戦後のフランスの抽象美術 展示風景
年齢や出自は違うけれど、激動の時代に美術活動をする作家さんの実存や切実さを個人的には一番感じたお部屋ですなり。
わたしは自分の労働や生活環境などの身近な関心ごとを作品の中に取り入れることがあるので、興味ぶかく鑑賞しましたなり。
チケットを事前予約すると学生さんは無料になるみたいなので、とてもおすすめですなり!
わたしもまたアーティゾン美術館さんへれっつご!するなり〜〜
わきもとさき(パープルームメンバー)
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会期:2021年2月13日[土]ー 5月9日[日]
休館日:月曜日(5月3日は開館)
開館時間:10:00 ー 18:00
毎週金曜日の20:00までの夜間開館は、当面の間中止。
最新情報は美術館公式ウェブサイトをご確認ください
入館は閉館の30分前まで
日時指定予約制
主催
公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館
お問い合わせ
050-5541-8600(ハローダイヤル)
アクセス
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JR東京駅(八重洲中央口)から徒歩5分
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トップ画像:1 藤島武二の《東洋振り》と日本、西洋の近代絵画 展示風景