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#059 妊娠後期、妊娠期間長すぎ問題

28週目

ついに妊娠後期に突入した。といってもまだ10週以上の妊娠期間がある。人間をつくるのって本当に大変なんだなと実感する日々。Twitterで同じ数週のプレママさんたちを見ていると、ほとんどの人が「気持ち悪さ、足のむくみ、足の付け根の痛さ」を訴えていて、共感の極み。

今まで妊婦さんがお腹を撫でている姿を見ると「愛おしそう…幸せそうだな…」などと思ってみていたが、実際私が今お腹を撫でているのは胎動が激しすぎて「鎮まり給え…鎮まり給え…」と思って撫でているのであって、愛おしさは二の次、三の次。今まで見てきた妊婦さんもそうだったんだろうなと新しい学びがあった。

29週目

お腹がパンパンでもう臍が消えそうなくらい皮膚が伸びている。あまりこういうことを言うと良くないのかもしれないが、私は胎動の感触がどうも苦手だ。内臓を触られているような感じ(実際触られているんだが)が気持ち悪くて仕方がない。かといって胎動がなくなると「=胎児の死」なので、なくなって欲しくはない。出産後、母乳を与える感覚に不快感を覚えるという人もいるらしい。私もそうなってしまわないかと今から心配してしまう。出産、子育て…未知の世界が過ぎる。

この週、新型コロナワクチンの3回目の接種と、糖質負荷検査があった。糖質負荷検査は甘い飲み物を飲むのでちょっと楽しみにしていたのだけど、あまりの甘さにむせてしまって、検査技師さん?に心配された。糖質負荷検査の結果に問題なく、甘いものを食べる日々に制限は課されなかった。良かった。

30週目

ようやく十の位が3になり、いよいよここまで来たかと感慨深い。しかし冷静に考えるとまだ予定日まで2ヶ月ある。長すぎないか、妊娠期間。

中の人はぐんぐん成長し、羊水の量もピークを迎え、ベッドから起き上がるとお腹に「ドゥン!!」と重さが集中するのが分かる。これが重力ってやつか。
胎動も相変わらず激しくて、お腹の中で大の字になってジタバタしてるのかというくらい、お腹のそこかしこに胎動を感じる。
横向きで寝ているが、肩の血が止まって腕がしびれる。前駆陣痛なるものも感じるようになった。何から何まで痛くてしんどくて泣き言しか出てこない。まだ早いが、早めに出てきて欲しいと願う。

この週、いよいよ中の人の為に肌着やらパジャマやらを買った。新生児サイズの服の小ささに衝撃を受ける。こんな小さいの!?とまじまじと見つめていたが、股から出てくることを考えたらこの大きさが限界値であることも納得できる。むしろもっと小さくても良い。出産とはやはり大変だ。

31週目

助産師さんに会ったり、おむつ交換台を組み立てたり(夫が)、慌ただしく過ごす。最後のNIPT検査も終え、出産が近づいてきていることを実感する。
検査では中の人の大きさが38センチあるとのことだった。平均よりやや小さめらしいが、まだまだ大きくなるのだろう。すくすく育って欲しいが出産のことを考えると大きくなりすぎないで欲しいというエゴが出てしまう。

先週買った中の人の服を水通しする。海外の洗濯機の威力は服を破壊するのに十分なパワーがあるので、小さな産着などはなおさらボロボロになりそうで怖かったため、すべて手洗いした。洗うのは良くても絞るのがしんどすぎて、やや後悔。

32週目

検診。毎回エコーで様子を見れるのが楽しみなのだが、今回は顔を背中側に向けていたらしく顔は見られなかった。けれど相変わらず「すべて順調」ということには変わりがなく、滞りなく検診は終了。
この週から姫さま(猫)の私への甘え方がさらにアップした。元々の飼い主である夫に見向きもせずに私私私。夫が落ち込んでいる。猫にも赤ちゃん返りみたいなことがあるんだろうか。

33週目

最近の胎動は、少し前の「なんかしら内側で動いてる」という漠然としたものじゃなくて、脚や手という「四肢感」をすごく生々しく感じる。腹の中に、人間が…いる。

気持ち的にはもう35週くらいなのだがまだ33週。何度も言っているが妊娠期間って本当に長い。母からは「過ぎてしまえばあっという間よ」なんて励まされるが、今振り返っただけでも相当に長く感じる。幼馴染が妊娠していた時、最後の方は「もうええから早よ出てきてって思う」とずっと言っていた。今、その気持ちがよくわかる。ほんまにもうええ。

34週目

お腹の出っ張り方が加速している。そしてちょっとずつ中を狭く感じてきてるのであろう中の人、夜の時間はポジショニングがうまくいかないのか何度も寝返りを打ったり手足を伸ばしたりして調整してる様子で、つまりすごく痛いです…。

しかし今までといる位置が変わってきたのか、物理的ブロックが外れたかのように便通が急によくなった。位置が変わったって、もしかして下に降りてきているのか…?

助産師さんのところで骨盤の開き方を教わる。夫も同席してくれているのだが、出産は夫婦二人での共同作業であることを助産師さんからしこたま教え込まれているので安心感がある。

散々骨盤開き運動をしたからか、夜は前駆陣痛が激しくて「効果覿面じゃないか…」とのたうち回った。助産師さんから「まだやりすぎないでね」と言われただけある。

お腹の形が「冗談か?」というレベルで突き出してきた。

35週目

お腹が張りやすく、シモの分泌物も増えてきた。足のむくみもひどい。なんとなく予定より早く生まれてくるのかな?と思う。しかし私の「母の予感」は中の人が女の子だと思っていたことからも分かるように全くあてにならない。

お腹が大きくなりすぎて寝返りが一人で打てなくなった。夫の手を借りてうめき声をあげながら寝返りを打つ。この「動くと子宮周りの内臓と皮膚が全て引っ張られるような感覚」がすごくしんどい。
哺乳類、なぜお腹の中で子を育てる方法を取った?無理があると思わなかったか?

妊娠してから止まったことのないゲップがこの頃から更に1.5倍へ。そういうアップグレード要らんのよ。胃液の逆流も激しい。とりあえず胃液は胃にいて欲しい。なぜ口に来る?
正直、「陣痛怖い」より「妊娠しんどい」の方が今のところは勝っている。

36週目

やっと臨月に入った。よくここまで耐えたという気持ちと、「妊娠、もうええ加減にせぇよ」という気持ちが入り混じる。本当に早く生んでしまいたい。37週に入ればいつ生んでも大丈夫らしいのでできるだけ早く出てくるように中の人に語り掛ける。

よそ様の出産レポを読んでイメトレをするが、読んでいると私が不安になるからなのか、中の人が暴れだす。何の根拠もなく私は安産で5,6時間もあれば生まれるだろうと思っていたが、色んな出産レポを読む限り、そんな容易いものではなさそうだなと思い直す。

母とビデオ通話をしてお腹を見せると「あれ!?お腹下がってきたんじゃない!?」と言われた。―近いのか、”その日”が…。
検診では私の体重がなぜか減っていて夫に怒られた。多分、気持ち悪くて食欲があまりないからだろう。一方、中の人は健康そのもの。「髪だけがないです」と言われて笑う。子宮口はまだ開いていないというので、開きやすくなるという運動をYouTubeで検索して開始する。

37週目

胎動が激しくて痛すぎるので、「動画を撮ろうとするとスンとする」現象を逆利用してみる。わりと有効なので重宝するが、カメラを切るとまた暴れだす。中の人、もしかして見えてる…?

しかし蹴られる場所が下の方になってきたので、中の人自体も母の言う通り下に降りてきているのかもしれない。久しぶりに自分のお腹を眼鏡ありでしっかり見たらまた大きくなってて普通にびっくりした。どこまで大きくなるのか…。

母と電話で話したら、母が生んだ三人中三人とも予定日超過だったという。今の今まで知らなかった。私もそうなるのか?ということは、あと3週間以上…。
気が遠くなるも、37週後半になると茶色い分泌物が出てきた。いわゆる「おしるし」ではなさそうだが、やっぱり近づいてきているのかも。

38週目
ーーーーー陣痛が来た。


出産レポ編へ続く!


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