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子どもの嘘を食らう

小1の息子は、プリントやドリルなどの宿題を児童館で済ませて、帰宅後に、親のサインが必要な音読や計算カードをしています。 

 昨日は帰るなり「今日は音読、もう済ませた」と。

 ん!? 

 「誰に聞いてもらったの?」と尋ねると 「うーん……やっぱりもう一回読むわ!」 先週にも一度あったこのやりとり。 どうも怪しい…音読をやりたくないと見た。さて、どんな言葉をかけようか。

「嘘ついたらだめだよ」…私も嘘つくしなぁ。 「宿題はちゃんとやらなきゃ」…ちゃんとやるって何なんだろう。 「自分のためなんだよ」…彼にとってこの音読はどう役に立つのかな。 

 頭ぐるぐる回転させた後に選んだ言葉は 「さては、音読の宿題がイヤなの?」

はにかみながら頷く息子。 「だって何回もおんなじ話つまんないんだもん」 「じゃあ代わりに他の本で音読する?」 「そうする!」 

 息子が選んだのは、私が子供の頃に読んでいたお古の絵本「アルプスの少女ハイジ」。教科書のお話よりもだんぜん長編w 初見でつっかえつっかえしながらも、一生懸命に読んでいました。 週末のブランチは、ハイジの白パンにする?それとも黒パンにチーズ?

 「べき」や「あたりまえ」を「本当に?なぜ?」「目的は何?ベストな方法は?」と問い直して考えてみることで、親子がちょっと楽しい方向へ前進できる気がしました。

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