戦隊大失格への誹謗中傷・人格否定・罵詈雑言について

 ということでついに主演キャストのボイス付きPVが公開された。

 2024年放送ということなので来週辺りには大まかな放送予定も告知されるだろうとは思う。

 しかし、このnoteで話したいのはそこではない。
 いわゆるアンチの酷い言動の数々だ。

 この作品はいわゆる「スーパー戦隊」を扱った作品だ。
 これまで「正義の戦隊」として悪の怪人軍団の侵略から地球を守り続けてきた「竜神戦隊ドラゴンキーパー」。
 しかし、その戦いは13年前から続く茶番劇だった。
 999戦999敗の怪人たちは既に抵抗する気もなく、毎週日曜日に行われる「日曜決戦」を事務的にこなすだけ。
 戦闘員Dはそんな堕落した仲間たちに檄を飛ばすが相手にされない。
 迎える1000回目の戦いでも敗北した戦闘員たちだったがDは1人でもドラゴンキーパーを潰すべく戦いに出向く―――というのが大まかなストーリー。
 だがこれが何の癪に障ったのか「特撮ファン」がぶちぎれて作者の春場ねぎへの誹謗中傷・人格否定・罵詈雑言を浴びせまくる。
 X・ふたばちゃんねる・ニコニコ大百科・5ch、と荒らす荒らす貶す貶すで他にやることないの?状態。
 ニコニコ大百科なんて全レスの内の9.9割が誹謗中傷・人格否定・罵詈雑言なので見ない方が良い。
 これで「自分たちはお行儀良い」と思ってるかもしれないのがまた何とも言えない。
 多分、戦隊「大失格」という部分でキレてるんだろうけど(実際の動向見てれば「大失格」も止む無しなんだが)。

 彼らを要する組織が「大戦隊」。ここでもかなりのケチがつけられた。
「大戦隊」は東映作品の「大戦隊ゴーグルファイブ」と同じだから講談社に抗議すべきだ!みたいな。
「商標」がどういうものかを学んでからもう一回つぶやいてほしい。

 戦隊大失格はスーパー戦隊を題材に使ってはいるがスーパー戦隊のみならず特撮ファン向けではない。
 全く、というわけではないが少なくとも「このネタを知っているとニヤニヤできるぞ!」みたいな要素は無い。
 あくまで「題材として」取り扱っただけなのだ。
「変身ベルトを腰に巻いてるから仮面ライダーというわけではない」のと一緒。
 読まずに反射神経でアンチしてる人は大体ここら辺を求めて勝手にキレてる人が多い。
 だから「実はこうこうこうなんだよ」と説明しても一生歯車が嚙み合わないのだ。
 一つ言えるのはその言動をそのまま続けるといつか首が締まるかもよ?ぐらいである。

ただし、皮肉ってるシーンはある。
(第102話「戦保怪戦⑧」)

 多分それでも読まない人がいると思うのでネタバレ全開で書くとこの作品は大戦隊の暗部である「神具」と「怪人」、そして「特撮版『竜神戦隊ドラゴンキーパー』」が主な焦点である。
 何らかの意図を以って作られた「大戦隊」と「怪人」。
 しかし、怪人側との戦争が勃発し、「ラスボス」までもが目覚めそうになった。
 大戦隊側は「とある手段」により不死身の怪人を殺せる武器「神具」を開発。
 彼らにより生み出された怪人もまた「怪獣」と呼ばれる実験生物の発展=大戦隊の関与が疑われているという展開だ。
 そして、それらの原点である「特撮版」の存在もまた作品の重要なキーワードである。
 現在は人間と怪人の比率を逆転させることで怪人たちの世界を作ろうとする「怪人保護協会」と大戦隊残党による総力戦の真っただ中である(2023年10月11日現在)。

 とまぁここまでツラツラとは書いたが結局は理解されないまま、誹謗中傷・人格否定・罵詈雑言で埋まるのかと思うと胸が苦しくなる日々である。
 少なくとも自分から見てそんな連中が「自分は特撮を愛する人間だ」なんて言われても納得できないのは確かだ。

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