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好転反応は化粧品では起きない?


「好転反応」って聞いたことありますか?これは文字の通り、物事がいい方向に転ぶというような意味合いで使用されるものです。

例えば、化粧品を一式変えた。すると肌が乾燥したり、ニキビができたりと異常反応が起きた。

するとこれをある人は「好転反応」と呼びます。

肌が変わる為にデトックスしているんです。というような言葉をつけて、正常な反応だと主張しすることがあります。たまに販売員さんなんかにも好転反応信者がいます。

しかし、実際には「好転反応」というものが化粧品で起こることはごく稀です。近年これは大きな問題にもなっていて、消費者庁に相談が多数寄せられるような案件になっています。

好転反応とは、治療の過程で一時的に症状が悪化する現象のことで、回復の前兆とされる。だが実際には、体質に合わなかったり、副作用で健康被害が生じていることも多く、継続利用すれば症状が大幅に悪化する恐れもある。(引用:産経ニュース)


好転反応と言われて使い続けたら、肌がボロボロになっただとか、薬で治療しなければ治らないくらいになってしまったという事例がいくつもあるのです。

本来この「好転反応」というのは東洋医学で使われる言葉で化粧品のための言葉ではありません。医学用語辞典にも「好転反応」の記載はないんです。本来化粧品で起きない現象を、セールストークとして「好転反応だから大丈夫ですよ〜」とすることに注意喚起もなされています。

もしスキンケアを変えた時に「ニキビができた」「赤みが出た」「湿疹ができた」「かゆい」などの症状がでた場合には、好転反応によるデトックスのような反応ではなく、肌に合っていないと考えるのが先です。

もし、そういった肌状態で不安になることがあれば、使用中止するか酷くならないうちに皮膚科の受診をすることをおすすめします。

上手い言葉に騙されないようご注意ください。

こちらが参考になるリンクです。


美容ライター兼美容ブロガーとして美容の世界で生きる人です。インスタグラマー・インフルエンサー・美容家と呼ばれる事もあり。たった1冊の本との出会いでみるみるうちに肌が蘇ったそのノウハウをお伝えしています。スキンケアが得意分野。