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融資に熱意は要らない 創業融資はたった面談30分でOK【起業しようとしている人向け】

さて起業しよう

という時に一般的に最初に通らねばならない関門があります。

創業融資を勝ち取ること

ですね。
そのためによくあるのが、「熱意が大事。とにかく熱意を伝えなさい。」というもの。

まず最初に言っておくと、創業融資における熱意とは、あなたの「事業に対する熱意」ではありません。
どれだけ熱い思いを語っても大して意味はありません。

では何に対する熱意かというと、数字に対してです。
要はお金です。

融資を申し込むと必ず面談がありますが、
この売上予測の根拠は?妥当性は?
想定コストの根拠は?
など聞かれます。

仮にそれらの質問に答えられなかったら融資担当者はどう思うか?
「ちゃんと調べてないんじゃないの?熱意ないんじゃないの?」
と思うのが自然なのではないでしょうか。

いくら熱く語ろうが、その基となる事業計画書がグダグダではどうしようもないのです。

融資は会議室で起きている

融資は現場で起きてるんじゃない。会議室で起きてんだ!

融資するかどうかは、当たり前ですが会議で決まります。
あなたがいくら融資担当者に熱く語ったとしても、会議室にまでその熱は伝わりません。
融資担当者が融資を決定できるわけではありません。
会議に一つの融資案件として上がるだけです。

会議室に届くのはあなたが作成した書類、融資担当者が書いた書類と、淡々とした説明だけです。
融資担当者は熱意を持って説明するわけではありません。

会議室に熱を届けるには

それは作成した資料です。
特に、用意されている所定の書式のものではなく、あなた自身が作成した事業計画書です。

特に上で述べたように、数字とその根拠です。

それが妥当なものか、適当なのかは融資している側にとってはすぐわかるのではないでしょうか。

数字とその根拠を熱を持って調査し、検討し、事業計画書に落としましょう。

融資担当者の成績アップのお手伝いをする

会議の前には通常、融資担当者との面談があります。
面談は基本1対1です。
あなたが面談するのは融資担当者であり、融資決定者ではありません。

その時に融資担当者はどう考えているかというと、極論すれば

「この人(この事業計画)は私の営業成績アップに貢献してくれるか」

ということに尽きます。
融資担当者は営業成績をアップしたい、つまり融資実績を上げたいのです。

とはいえ何でもかんでも会議に上げていたら怒られますので、いけそうな事業計画があれば喜んで通したいのです。
だから質問するのです。

どうすれば会議で通せるか。
上司に聞かれたときどう答えるか。
どうすれば会議資料をよく見せられるか。

ということを考えています。

ちなみに融資担当者は、あなたが提出した資料とは別の資料を作っています。会議用に上げる資料です。
面談中に別の書類に書きこんでいるのが見えるかもしれません。

そういう意味で、「融資担当者に協力する」という前提でいると面談もスムーズに進むかもしれません。
「これは聞かれそうだな」「これを教えてあげれば通しやすそうだな」という問答集を面談前にあらかじめ用意しておくといいでしょう。

私の場合、日本政策金融公庫の創業融資はたった30分の面談で1000万の融資が通りました。
非常に淡々としたものでした。

もちろん、資料に熱を込めていたことは言うまでもありません。



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