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『ソシオロジ』に書評掲載されました(まちづくりの思考力)

『まちづくりの思考力』の書評を、『ソシオロジ』第68巻1号(2023年6月)
に掲載いただきました。

評者は、慶應義塾大学法学部准教授の笠井賢紀先生です。

賞賛したい点は多くあるが、特筆すべきは著者が本書に紹介されているすべてのテーマのよき実践者であるという点である。小水力発電に関しては設備の製作にも携わっているようだ。多くの地域社会で活動に携わっており、本書の随所にみられる著者の取り組みはイリイチのいうコンヴィヴィアリティが宿っているように思われる。

とてもすてきな評をいただき、ありがとうございます。
「コンヴィヴィアリティ」については、以下のnoteが勉強になりました。

“コンヴィヴィアリティ(conviviality): <辞書的意味>宴会、陽気さ、上機嫌、共生 <学術的意味>自発的な個人が、人間的な創造性により、相互依存の中で構築される個的な自由。「自立共生」、「自律共働」。 コンヴィヴィアリティという概念を社会学の文脈で提唱したのが、オーストリアの哲学者イヴァン・イリイチです。1973年に「コンヴィヴィアリティのための道具(原題:Tools for Conviviality)」を出版し、従来型産業社会により、人間の自律性が損なわれているという内容の批判を展開しました。”


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