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治療方法は誰が選択するか?答え合わせ①

 前回、よくありそうな心筋梗塞のシチュエーションを2つの状況と、その時の対応を提示してみました。
 では、どの様な対応が正解なのでしょうか?

 それは、『時と場合による』が正解です。

 ①と②の状況を出しましたが、①は”急性期医療等における急性型”。②は”高齢者等の慢性型(呼吸不全等)”に対応しています。

 いまの日本では、①の、中年で普通に社会生活していた人が急に心筋梗塞を発症した時には、治療に躊躇する人は居いないと思います。
 可能な限り、すぐに心臓カテーテル治療をし、心臓が止まりそうになったらIABP(大動脈内バルーンパンピング)や、PCPS(経皮的心肺補助)を行い。経過中に致死的不整脈が出現すれば心肺蘇生を行い、必要時にはペースメーカーも入れるでしょう。
 今の日本では。

 ただ、世界を見れば、『時と場合による』と思います。

 次は、②の、ほぼベット上の生活で合併症もいっぱいある場合です。
 これは、今の日本でも、日本だからこそ、複雑です。


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