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02:夏の学校 講師紹介「芸術祭を楽しもう!」林先生

みちくさ夏の学校 Levelup講座の講師紹介を当日レポートを交えながら少しずつしていきます!

まずは、芸術の講座をしてくれた林先生からです。
レベルアップ講座全工程はこちらより

芸術祭を楽しもう!

この講座ができたのは「鹿嶋で芸術の話ができる場所がない!」と嘆いていた林先生が、みちくさ夏の学校のお話しを聞いて「やってみようかな!」と飛び込んでくれたからでした。

数年前から、管理人のユウナとは繋がりがあった林先生。私がデザインの話を少しすると「今まで、鹿嶋でこんな話できなかったのに…」と私の存在をありがたく思ってくれる、温かい方です。日頃はきっと「人前で話すのは苦手」「挙手なんてできない」そんな方だと思いますが、場所がみちくさであること、少人数制にすることで「やってみたい!」という気持ちが芽生えて、踏み込んでくれたのかな?と思います。

講座全体を振り返って

林先生の講座全体を振り返って、林先生の伝えたかったことは伝えられたのではないかな?と思いました。帰る皆さんが「今まで何となく見てた」「ちゃんと見たことなかった」「もっとこういう時間ほしい」など、満足度が高かったように思います。(全体的に今回の講座、満足度高かったのですがね)その中でも私が感じた林先生らしさをご紹介できたらと思います。

何を伝えたいか
どうやって伝えたらわかりやすいか
余分な情報はないか

きっと、参加者の皆さんには、さらっとこなしているように見えたかと思いますが、私は作り上げる工程をみていたので、様々なことを考えて、時間をしっかりかけて講座内容を作ってくれたのが伝わるような講座でした。

感じたことを話せる美術の在り方

林先生は実際に行った芸術祭の作品について、「私はこの時、こんな風に見えて驚いたんです!」「これ、何に見えますか?」「美術館を出たら、目の前にこの作品がでてくるんですよ!」と現地にいるときの感覚をそのままに伝えてくれます。
テーブルには実際に作品についての説明やマップなどが載るガイドブックがおいてあり、「瀬戸内芸術祭は島を巡らないといけないから船の時間が・・・」「ここは鉄道で行くのがオススメ!」など、楽しみ方を具体的に教えてくれます。

ガイドブックを手に

実際に行ったことのある人しか紹介できない現地の歩幅。現地のエピソードを交え、「芸術祭とは難しいものではなくて、1つでも気になる、じっくり見たくなる作品に出会えたらそれでいい」ということを教えてもらえました。

美術館の無い町でできること

林先生は「美術館って好きだけど苦手なんだよね」と話していました。美術館の作品を静かに見て、静かに去る、その流れが苦手なんだそうです。正解なんてきっと無い、わからないのだから、もっと気軽に感じたことをわいわい話せるような場所だったらいいのに…と
たしかに

ヨーロッパなどでは、そういった「感じたことを話せる」ような美術の時間があるそうです。そういった場があると、もっと芸術が身近で、表現の力も成長していくような気がしますよね?

と、いうことで、林先生は講座をもっと実用的にステップアップし「対話型鑑賞会」を開催することが決まりました。

今回はお試し企画のため、参加者は限定的ですが、次回以降、よりたくさんの「気になっている」方が参加できる仕組みを作っていきたいですね!

芸術祭を楽しむ とは?


美術作品・芸術作品は作者が何かを思って、何かを伝えたくて作っている。それが全世界の全ての人に伝わらなかったとしても、「救われる」人や「なるほど」と納得する人、「おもしろい」と思ってくれる人が1人でもいればその美術品を作った価値になるのではないかと思います。

「もうやらないからね!」と林先生は最後に話していましたが、形を変えて一緒に楽しめる芸術の時間を作っていけたらきっとやってくれることでしょう・・・


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