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昭和と団塊の檻(おり)と軛(くびき)

「そういう時代じゃないよねー」

踏まえている風の人の口から発せられ、仕方なく耳に入ってしまいがちのパワーワード。


そうかもしれない。
そう思っちゃう。

だって、

パワハラ・過干渉・性差、
誰かが口に出して違和感満載だった「長幼の序」。

親、学校、会社、身のまわりの社会から発せられる自己犠牲の強要と、それがデフォルトの社会。

とにかく、ロスジェネとしてはめちゃくちゃ嫌で、振り回された暗黒史の価値観。


報われなさの象徴であるポイズン。


確かに、今と昔とは違う。

一方で、そのワードは

「団塊が生きていた昭和でも、同じように発せられていた言葉」でもある。


そう、「そういう時代じゃない」という言葉は、あらゆる時代に当てはまり語られていた。

その結果が
「そういう時代」だ。

そういう輪廻自体に、違和感を持つことが大切なのではないかと、

「そういう時代じゃないよね」
と思いながらも、

モヤモヤとして心に引っかかり続けている。

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