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②繊細さ(HSP)を抱えての仕事 特性の理解

繊細さ、HSPを抱えての仕事。
真面目に取り組んでいるのにうまくいかなくて辛くて悩んで…
そんな人に対しての一助になればという内容の記事になります。
そして僕自身もHSPを抱えている当事者で仕事に対して実際に行ってきた経験談を書かせて頂きます。

前回は①人間関係の捉え方を投稿させて頂きました。
自分のせいと思わなくていい、なぜなら人間はどうしても「相性」と「好き嫌い」、組織内はポジションによって「利害がある」ただ「それに巻き込まれているだけ」ということを書かせて頂きました。

今回は②繊細さん、HSPの特性の理解です。

組織のことや人間の性質の事を題材にしましたが今回はHSP自身の理解の内容です。主観の話になりますので、少し独断と偏見があるかもしれませんが
ご了承ください。

まずHSPとは何かという定義を引用でさせて頂きますと…

ハイリー・センシティブ・パーソン
感覚処理過敏症「中枢神経系の感度の向上と、物理的、社会的、感情的な刺激に対するより深い認知処理」に関わる気質または性格特性。この特性は、「新たな状況で『確認するために一時停止』する傾向、微妙な刺激に対するより高い感受性、対処行動を採用するためのより深い認知処理戦略の関与によって特徴付けられる。 ウィキペディアより

もう少しソフトにメリット・デメリットで表記させて頂きますと…

メリット
・場の空気を読み取る能力に長ける
・物事の微妙な差異に気づきやすい感受性
・卓越な共感能力
・持続的な感度の高い認識能力
・危機管理能力が高い

デメリット
・情報を読み取りすぎて疲れやすい
・過剰な刺激に対する反応
・相手の気分に引きずられやすい
・相手のことを優先してしまう傾向
・ネガティブ思考よりの傾向

こんなところでしょうか。
僕もこの特性がありますが、とにかく無駄に周囲が見え、目に映らないものにも過剰に反応し、そして疲れやすい。
断れなく辛くなってしまいネガティブにはまる…
そんな方が多い気がします。

僕の経験上、HSPの特性において特に留意しなければいけないのは、
「なるべく疲れさせないこと、そして疲労を回復させること」だと思います。
これを達成できれば、HSPの方はその特性により職場で活躍できることがむしろ多く、管理職の適正も高いと思います。
そして「特性を変えようとしない」ことも大事だと思います。
無理に前向きにならなきゃとか、あの人みたいになりたいと考えると特性との齟齬がうまれ、余計な疲労が溜まり、うまくいかないことが多かったです。

理不尽に怒られる機会でも心の中では「あーいつもの始まった、いつか逆襲してやる」など、HSPの方は真面目さ故、ただでさえ真に受けやすい特性なのである程度聞き流すことも大事だと思います。

そして誰よりも期待に応え、真面目に取り組み貢献しようと思うより、
「疲労を回復させるための時間をいかに確保するか」
が大事です。
一見不真面目なんですが、仕事をしているときは過剰に集中力を使ってしまう特性なので、仕事の時のことをどう改善していこうかというより、いかにうまく休むかを重視してほしいです。
一人でいることが回復に繋がったり、静かな環境に行くなど、どうやったら自分が効率的に回復することができるか自己理解も必要かもしれません。

次回は③心持ちと仕事の取り組み方(自分の見せ方のベースを作る)です。
ここから人間関係における心理的安全性について書いていこうと思っています。

ここまで読んで頂きましてありがとうございます。

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