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2022年、フリーランス1年生をやってみての振り返り

2022年はフリーとして本格的に活動を始めた、フリーランス1年生の年でした。必死で手足を動かしているうちに終わったような気もしますが、改めてフリーになって実感したこと、思ったことについて振り返ってみようと思います。

そもそもなぜフリーになったのかというと

2018年3月に朝日新聞に入社しましたが、最長5年の契約社員であるということ、その後の正社員転換はないということから、3年目ぐらいから「次どうするべきか」と考えるようになりました。

4years.での仕事はとてもやりがいがあったし、陸上を追っていくことはライフワークとしていきたいなという思いがありました。一方で完全に陸上の取材だけで食べていくのは難しいだろうなということも思っていましたし、かといって他の題材を扱うコンテンツ制作会社にフルコミット(正社員)する、転職するイメージも湧きませんでした。

会社の近くで何度も行った中華

ということは、フリーになって陸上の取材もしながら、ビジネス的な案件も獲得し、やっていくしかない……と考えたものの、勇気が出ねえ。そもそもフリーになって本当に仕事が来るのだろうか。と、めっちゃ悩みました。21年の2月にフリーとして働くことについての心構えなどを知りたいと思い、「スラッシュワーカーズ」というコミュニティーに入ったのですが、主催の前田ルイスさんには「今すぐ独立してもやっていけますよ」と言われ…いや無理でしょ…とか思いながら結局決意を固めるのに1年かかりました。

朝日新聞には4年勤めましたが、ちょうど契約更新のタイミングがいいときなのかなと思い、まだ1年勤められましたがえいや!と退職を決意。して、フリーランス生活が始まったのでした。

「仕事できます」「やります」と発信しないと仕事は来ない

まず、当たり前なのですが「自分で動かないと仕事は得られない」ということをつくづく感じました。2月28日に退職し、3月になって思ったのは「はて、どうするかね……」。幸いなことに、古巣・4years.から「引き続き陸上の取材などでも手を貸してほしい」、そして退職エントリを見た月間陸上競技さんから「うちでもライターとしてやってくれないか」とお声がけをいただき、学生ハーフで早速お仕事をさせていただきました。

3月すぐにいただいたお仕事で湘南エリアへ

それから、「退職します、フリーになります」という報告をTwitter、Facebookでしたことで、ライターを探している友人や、私のことを記事を通して知ってくださっていた方から「お仕事をお願いできませんか」という連絡をいただきました。本当にありがたいことです。よく退職エントリーは揶揄されることが多いですが、何でも自分で動いて取らなきゃいけないフリーにとっては、ちょっと恥ずかしいとか言ってる暇はなく「仕事やります・できます」の姿勢を発信することはとても大事なのだと改めて思いました。

あとはたまーにいただくビズリーチのスカウトなどに、「正社員は考えていませんが業務委託やスポットならぜひ」と返信し、お仕事につながったこともありました。なんでも言ってみるものです。

やるもやらないも自分次第

会社員のときは変な話、残業もある程度まではみなしでついていたのもあり、めちゃくちゃ忙しくてもすごい暇でも給料は同じでした。でもフリーになると、当たり前ですが仕事をすればそれだけ稼げて、やらなかったらなし。それが最初は不安だったのですが、意外とこれが私の性に合っているんだなと感じました。

特に今年7月・8月は「仕事より旅行を優先する!」と決めて海外に行ったため、当然ですが稼げる額は少なくなりました。ですが「まあこれ自分で決めたからな……」「その分他のときに頑張ればいいや」と割り切ることができました。結果的に旅行先でも仕事の打診などをいただき、仕事はしていたのですが、それも自分でやるぞ、と決めたことなので頑張れました。

ハロッズで買い物してホテルに帰ったら原稿書いてたりとか…

確実に自由な時間は増えた

正直なところ、現状では会社員時代よりも収入は減っています。が、それ以上に自由な時間が増えたなと感じています。会社員時代が100働いて100のお金を得ていたとしたら、今は50働いて70のお金を得ているみたいな感覚でしょうか。

例えば、前職では10〜18時が勤務時間。(大会時などはまた別ですが)10時にはPCの前にいないといけなかったわけです。が、今は午前中にまずやらないといけない仕事を片付けて、昼ごはんを食べたらトレーニングに行って、また帰ってきて仕事、みたいなことも全然やっています。むしろトレーニングに行く時間を先に決めて逆算して仕事してるようなところもあるかも……。

これも上で書いた「やるもやらないも自分次第」に通じますが、自分で予定を決められることでメリハリがつけられて、より短時間で成果を出そうという考えにつながってきました。

自分で時間をマネジメントできるので、好きな旅にもより邁進できました。

自分の性格的にフリーランスは最適だった

フリーになってより強く実感したことは、私は良く言えば好奇心旺盛、悪く言えば飽きっぽいということです。なので複数の仕事に並行して取り組める今の環境は思った以上に自分にあっていました。

現状、コンスタントにお仕事させていただいている会社だけでも4社あり、2〜3ヶ月に1回なども含めると倍以上になります。さまざまな方とお話させていただくことで得るものも多いですし、自分の力の底上げにつながっているのかなとも思います。

しかし思い返すと本当に人に恵まれた1年だったなと思います。お仕事のお声がけをいただくクライアント様ももちろんですが、いつも話を聞いてくれる家族、フリーランスで励まし合う仲間、仕事抜きで楽しく遊んでくれる友人、みんなに感謝です。

来年はもっとハマスタにも行きたいですねえ

2023年もさらにお仕事の幅を広げて、挑戦していきたいと思っています。必死でアウトプットすることに集中していた気もしますので、もっとインプットせねばとも思っています。全然本を読めてないので、読書の習慣をちゃんと復活しないと…。

これからも「人の思いを伝える」という自分の軸はぶらさずに、しっかりやっていければと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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