きみの良いところを100個言えます

昨日、たまたま耳に入ってきた言葉があった。

きみの良いところを100個言えます

高橋一生主演の「僕らは奇跡でできている」。毎週観ていたわけじゃないのにたまたまつけた画面から流れてくるのは、ねぇねぇ見てごらんとだれかがそっと置いていってくれた温かい飲み物のようだった。

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高橋一生演じる「一輝」が榮倉奈々演じる自分に自信がない女性歯科医「水本先生」の"すごいところ"を100個、指折り数えながら言うシーン。

箸の持ち方が綺麗です

会ったときこんにちはって言ってくれます

歯を磨くのが上手です

ご飯をたくさん食べます

え？
それって誰でもできることなんじゃ
ないんですか？

誰でもできることは
できてもすごくないんですか？

当たり前のことを当たり前に言っただけと言わんばかりに、にこりと笑う一輝。

"誰にでもできることができるって、すごいこと"わたしにとってそれに気づけたのは会社に行けなくなってからで、その経験をしたからこそ見えた景色が、そこにはあった。

誰かにとっての"すごいこと"じゃなくていい。
自分にとっての"すごいこと"を。
毎日、当たり前に、積み重ねていこう。

日常って、"すごいこと"の塊できているのかもしれない。

温かいチャイティーを飲みながらBUMP OF CHICKENの話がしたいを聴きながらノートにペンを走らせた。

毎日犬の散歩に行きます

電車に乗って都内に行きます

たまに料理をします

好きな人に好きと告白できます

寝ることが大好きです

すらすら、すらすらとでてくる。
"わたしの、すごいところ"。

書き終えた後はほっと、じんわりこころが、灯るオレンジ色に包まれるから落ち込んだときのこころの温め方をまた一つ見つけられたようで嬉しかった。

その一つ一つが自分がここにいていい理由になる。

友達の"すごいところ100個"も手紙にして書いてみようか。

人が喜んでくれることが好きです

喜んで、くれるかな。

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