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あなたの好きな絵本はなぁに?

こんにちは、NYのブルックリンに住んでいるみさとです。
私はNYに来てからイラストを描くようになり、今バイトしているカフェでも私のイラストグッツを置かせていただいているんですが、先日絵本のエージェントさんという方がカフェでコーヒーを買った際に、私のイラストが目にとまったらしく、絵本作りに興味がないかと聞かれました。絵本はいつか作ってみたいと思っていたので、もちろん興味ありますと答えたものの、いざどんな絵本を作りたいかと思うと、なかなか難しいものがあります。
絵本は大好きで、大人になっても読んだり購入したり(自分のために 笑)していますが、絵本って本当に奥が深いし、子供の心理なんかの知識も必要だと思うし、作るとなると結構難しいのではと思っています。
本当に色々な絵本があり、子供の年齢によっても違ってきて、幼児向けだと、ストーリーよりも形や色や音の響きや、ページをめくった時のインパクトとかで魅せる絵本もあるし、もう少し大きくなると道徳的や教育的なストーリーの本、それから、ウォーリーみたいにとにかくイラストで魅せる本なんかもありますよね。意味なんかないような、ただただ面白い本とかもある。笑 
そんなことで、今回絵本について考えていて、まず自分の原点になる絵本ってなんだろう、どんな絵本が好きで、どうして好きだったんだろう?というところを一生懸命思い出してみました。


子供の頃好きだった絵本

バーバパパシリーズ

子供の頃、上十条図書館の(具体的 笑)子供の本コーナーで、靴を脱いで上がって、いつも読みふけっていたバーバパパ。形を変えて色々なものになれるバーバパパとそのファミリーのワクワクするお話、可愛い絵にポップな色、全てが大好きでした。
今回友達に好きな絵本のことについて色々聞いているんですけど、バーバパパはあんまり上がってこないし知らない人もいるほど。笑 私的にはダントツトップだったので、え!みんな読んでないの!?ってびっくりした。笑

すてきな三にんぐみ

子供の頃から好きだったけど、めちゃくちゃお洒落でデザイン性の高い本ですね。全体的にダークな絵なんですけど、子供心にも目を引きました。お話も素敵。

うさぎのくれたバレエシューズ

とっても美しい絵本。小さい頃、夜の桜の木の下で私もうさぎたちに会えないかしらと夢見たりしたような。笑 銅版画の絵と、微妙な色使いにうっとりと心奪われる。大人になって大人買いした絵本のうちの一冊。笑

こねこのぴっち

絵が可愛い。ちび猫のぴっちと兄弟やおばぁさんや動物たち。独特のタッチのイラストと、優しいお話。同じ作者の「たんじょうび」という本も合わせて好きだった。

ロアルドダールの本

絵本ではなく、挿絵の入った本。「マチルダは小さな大天才」「チョコレート工場の秘密」「魔女がいっぱい」…ロアルドダールは児童文学では欠かせない存在。彼のお話はたくさん映画化もされていますね。元々はうちの父が好きで勧めてくれて、図書館で借りてきて色々読みました。ロアルドダールの本の挿絵はいつもイラストレーターのクェンティン・ブレイクの絵がついていて、子供の頃は下手な絵だな、なんて思ってたんですが(でも好き)、こんな味のある絵が描ける人は他にいない!! 作家とイラストレーターのベストマッチだと私は思っています。


お料理の絵本

私は料理が好きな子供では決してなかった(今も料理が好きな大人ではない)けど、昔好きな本を思い出していたら、結構お料理の本が上がってきました。単純に何かを作るお話ってやっぱり面白い。料理は作って、しかもその後食べられますから、楽しさ2倍ですよね。

サラダでげんき

これは確か小学校一年生の時に学校で読んで、家庭科の授業?みたいなので、みんなでこの本みたいなサラダを作ろうって言って作ったと思う。育てていたプチトマトなんかも入れたんじゃないかな?色々な動物がそれぞれ材料を持ってきて、サラダの具が足されていくんです。
大抵話は忘れてイメージの断片だけ記憶している私には珍しく、今回は話を覚えていて、絵を覚えていなかった。

おいしいもの つくろう

これは確かフリーマーケットかなんかで買って、うちにあった本。お料理をするレシピと絵本が一緒になっている。動物たちの子供が小さいおててで料理する姿がとても可愛い。私も小さい頃、実際この本から何か作ったはず。

ばばばぁちゃんシリーズ よもぎだんご

ばばばぁちゃんシリーズもたくさん出ていますが、これを一番覚えています。これも学校のみんなで読んで、その後河原に行ってよもぎを摘んで、よもぎもちを学校で作った。私が低学年の時に通った小学校は、東京だけど大きな二つの学校の間に位置していて、児童の数がとっても少なくて、途中で廃校になってしまったんだけど、(私のクラスは初め1クラス7人だった)その分、みんなと距離が近くて、先生と生徒と行ける親御さんなんかも一緒に色々なイベントをやって遊んでいたように思う。

はんぶんおすそわけ

昔好きだった絵本を色々調べていたら、急に頭に「シャケ!!なんかシャケの本があった!」と思い出して一生懸命探して見つけた、こちらの本。このウェブサイトしか見つけられなかったので、現在販売はしていないのかな、残念。
大きなシャケのおすそわけのおすそわけのおすそわけ…。それぞれ動物たちがおうちでどう料理するかとか、その暮らしとかが垣間見れてすっごく好きだった。肝心のオチは忘れていましたが。笑 また読みたいな〜。

あと、お料理の本といえば、こまったさんとか、わかったさんのシリーズもありましたよね〜!懐かしい!

大人になって出会ったお気に入り絵本

ワニのライルがやってきた

NYを舞台にしたワニのお話。とにかく絵が私の好み(笑)こちらもシリーズでいくつもお話が出ています。
ついこの間、なぜかミュージカル映画として映画化されてましたね。ストーリーは原作とどのくらい一緒なのかな?

パンどろぼうシリーズ

とにかく面白い。爆笑。意外性のあるストーリーに、個性あふれるキャラクターたち。絵が可愛いし、表情豊かな描写が天才的。

りんごかもしれない

ここにあるのはりんごだけど、りんごじゃないかもしれない・・・。
哲学的で、発想の幅が広がる。頭を柔軟にしてくれる素晴らしい本。


以上、えーと、12冊ご紹介しました。
皆さんの好きだった絵本もぜひ教えてください。

友達にも、好きだった本を聞きまくっているんですが、私の世代はダントツで「ぐりとぐら」ですね。名作!

まだ2冊くらいどうしても思い出せない本があるんです。記憶が断片的すぎてググっても出てこないし、記憶が混ざっている可能性もあるんですけど、一冊は、なんか森の動物とかが出てきて、多分丸太?木を加工して、椅子を作ったり、スプーンを作ったりする話だったと思うんです。リスの大家族用に全員行き渡るような小さなスプーン(もしくはお椀)を作ったシーンだけ、覚えているんですけど。どなたか分かりませんでしょうか?

絵本って、新しいもの、古いもの、色々ありますけど、人気の絵本は時代を超えてずっと愛されていると思います。
私がもし本当に絵本を作れることになったら、どんな本を作るのかな。まだ色々と考えているし実現するかは未知ですけど、やっぱり私らしい絵本を描きたいなっていうことだけ、今は思っています。

それでは今日はここら辺で、おやすみなさい。
ニューヨークから愛を込めて。

みさと



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