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続・文具業界におけるピンク色問題(後編)
日本には「大和撫子」に象徴されるような「清純」「物静か」「男性の三歩後ろを歩く」女性がよしとされてきた歴史がある。そうした女性像を「女らしい」と称賛し、そんな女性性を甘んじて受け入れてきた。そして現在も料理や裁縫が得意なことを「女子力」と呼んでいる。
1947年の学習指導要領改訂の特徴(文部科学省)に、家庭科について以下のような説明をしたことがある。
従来女子だけに課していた裁縫や家事と異
続・文具業界におけるピンク色問題(前編)
長らく感じていた「文具業界におけるピンク色問題」について、話を進める前にあらかじめ明確にしておきたいことがある。
私はこの「ピンク色問題」を語ることで男女の差を強調し、両者の間に対立関係を生むことを目的としていない。何よりもまず、文具業界がより盛り上がることを望んでいる。お客様が楽しい買い物の時間を求めて売り場を訪れた時に失望しないように、買い物を終えた後にまた来たいと思えるように、商品や店舗
文房具業界のピンク色問題について
ピンク、ピンク、ピンク……。私は今、ピンク色の文房具に疲れてしまっています。いえ、ピンク色が嫌いであるわけではありません。むしろ好きな色です。そんな私が、どうしてピンク疲れを起こしてしまったか?
それは、メーカーさんからいただく商品サンプルに、ピンク色が多すぎるからです。サンプルを頂けるのは大変ありがたいのですが、どういうわけか、数あるカラーバリエーションの中から、ピンクのものを送ってくださ
コスメフリークはブスばかり
この衝撃的な一文を見て、落ち込まずにはいられなかった。私もかつてその一人だったのだ。美容雑誌は欠かさず購入し、新商品が出れば化粧品カウンターへ赴いた。それだけに「ブスばかり」と言われると、かつての自分を否定された気持ちになる。
「化粧をする」といっても人によって程度は違う。隠す要素の多いベースメイクだけをしてそう言う人もいれば、彩る要素の多いポイントメイクだけでも化粧をしていると言える。フル