（173）はじまりのはじまり

あっという間に12月も中盤です。びっくりして丁寧語になってしまう。慌てずにと書いたのに今月すでに幾度走ったか、ほんとに、気をつけようね自分と思う。 土曜日久々に遠出をした。薄いブルーの雲ひとつない冬の空。関東圏の北に位置する街だからなのか南西の町田に比べると空が薄い色をしている気がした。 時間をかけて沢山の話をしていると言うつもりではなかった事も話していて、話していいのかと思いながらも、流れの中で避けられない事柄だったのだと思い知る。会って話さないとやはり分からない。人伝てに情報が入っても実際のところがどうなっているかはやっぱり直に聞かないと分からない。
 ずっと自分の中だけにあったこと幾つかの事がするっと外に出て、周りを動かしはじめた。帰宅して翌日思い起こしてみる。自分の身に起こるとは思ってもみなかった状況になりつつあるように思えたが、相手からは私の希望に沿ったと考えているかもしれないと気付く。私は中々の鈍感さで、無意識にあるいは直感的に何かしていることがよくある。ともあれ、状況はしずかに身震いをして動こうとしているようだ。 猫は人間のそんな事情などお構いなくマイペース。猫がいてくれてよかった。