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精神疾患が我が子に遺伝するかもしれない心配について

やどかり保健室、久しぶりのオープンです。
ぜひ、ゆっくりしていってくださいね。

放課後の保健室


すごく丁寧で、
優しくて、
繊細で、
心のこもったお手紙を、どうもありがとうございます。

お返事にずいぶん時間をいただいてしまいました。
待っていてくれましたよね。
こうやって返事を読んでくださり、ありがとうございます。


実は、同時期に、

精神疾患の遺伝的素因をもっているかもしれないので子どもをもつことに悩む患者さんの」である方からと、

精神疾患をもっていることで、二人目のこどもを持つことに前向きになれない患者さんの「パートナー」の方から、
お手紙をいただきました。

私は双極性障害とパニック障害という精神疾患をもっています。
「患者」という立場です。

「患者」「患者の子」「患者のパートナー」

全く立場の違う、私たち3人。
どうやってお返事を書いたらいいか、ずっと考えていましたが、悩んだ末に、私が思っていたこと、体験談をただ素直に書かせていただくことにしました。



1人目の子どもをもちたいと思った時


不安だらけでした。すべてが不安だったと言っても過言ではないくらい不安でした。それでも、私が子どももちたいと思ったのは、「安心できる幸せな家族をつくること」が私の小さい頃からの夢だったからです。もちろん、夫と2人でも十分幸せな家族でしたが、私は子どもと一緒に家族をつくっていきたかったのです。いつも自分が何をしたいのかわからなかった私の中に、唯一あった強い希望が、幸せな家族をつくることでした。

もちろん遺伝することも心配で心配で、
薬の影響も心配で心配で、
暇さえあれば不安になって、泣いたり、本を読みまくってネットをしまくって、もっと不安になっていました。

夫は、「絶対に子どもが欲しい」とは思っていない人でした。
子どもが好きでもないし、夫婦2人でも全然構わないという気持ちでした。

この時はかなり温度差があったと思います。

とにかく不安だらけだったことを覚えています。



2人目の子どもをもちたいと思った時


この時は、症状がかなり安定していました。もちろん服薬はしていましたが、一人目を服薬しながら妊娠出産したことで、医学に頼りながらの出産にあまり抵抗もなく、信頼もありました。
それでも、やっぱり不安も心配もありました。
この時は、「悩んだらワクワクする未来の方へ」という気持ちで、二人目の妊娠出産に挑みましした。


もし子どもに精神疾患が遺伝したら


自分のもっている何らかの素因が子どもに遺伝することは大いにあると思います。
でも、今はそれほど心配していません。
それが精神疾患だったら、自分は当事者だから比較的知識もあるし、早期に気づいてあげられるかな?くらいに考えています。

あれだけ不安だった私が、そう考えられるようになった理由は2つあります。

一つは、私自身が精神疾患があってもとても幸せだから、きっと大丈夫と思っていること。

もう一つは、誰もがいつ精神疾患になるかわからないし、それ以外の病気になること、事故にあうことも、誰にもありえるし、誰にもわからないと思っていることです。

この先、私にもどんなことがあるか、子どもにもどんなことがあるかわからないけれど、起きたらその時は一所懸命考えて、できることをするだけだと、ある種呑気に腹をくくっています。


家族に精神疾患をもつ人がいるあなたに


まずは、患者さんにかわって、お礼を言いたいです。
ありがとう。

きっと、あなたは大変だったと思います。
振り回されたことも、心配したことも、傷つけられたことも、寂しかったことも、ありましたよね。
それでも、今もこうやって、荷物を分けて一緒に背負ってくれている。
心に浮かべてくれている。

本当にありがとう。

一つだけ、お節介に伝えたいことがあります。
それは、家族をつくるのは、「あなた」だけじゃないということです。

あなたという個性と、パートナーの個性と、一人目のお子さんの個性。
すべてが混じって、オリジナルで世界に一つの家族ができ上がるんだと思います。

私はいつも、
「自分の気持ち」「自分の不安」「自分の希望」でぐしゃぐしゃになってパニックになっていました。

私の人生は私のものですが、私の家族は私だけのものではなくて、家族みんなのものでした。
そんなあたり前のことに気がつきました。

一人ならできないことも、家族ならできることがあると思います。
もちろん逆もあると思います。
家族で、「この家族ならできること。」を一つ一つ体験して行きたいなと、私は思っています。

きっと、この手紙を読んでくださっているあなたも、一人ではできないことも、あなたが選んで作った家族だからこそできることに変えられると思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたにとって、あなたの家族にとって、幸せな未来になることを、私も願っています。

今日もやどかり保健室に来てくれてありがとう。
またいつでも来てね。

行ってらっしゃい(^^)









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写真家やどかりみさお/アマヤドリ代表 若者のための家、ステップハウスを三浦半島につくりたい。ポートレートを愛してる。 ■やどかりみさおポートフォリオ https://www.yadokarimisao.com ■質問相談 https://t.co/mEPLAL0Oys?amp=1

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