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プロフィール紹介 バレエ編②

大学に進学しまず一番驚いたことは、
どの先生方も解剖学の話をしていたことです

地元の先生は解剖学の知識は全くなく、
ある程度踊れて、跳べて、回れればOKのスタジオでした

なので最初は何を言っているんだ?と、はてなばかりでした

恩師たちは一人ひとりを見極めて
「あなたならここをこう使いなさい」、「あなたはここを鍛えなさい」など

骨格、筋肉、性格を見極めた上でアドバイスをしてくださいました
それと同時にできない私のことを見捨てなかったのです

「あなたならできる、大丈夫、自身を持って」と
この言葉に何度も救われました

ルルべアップのアチチュードでバランスをとるのが苦手だった私は
先生方のアドバイスを毎日繰り返し実践しました

しかしこれが中々上手くいかないのです

2年生になりもうすかっかり大学生活になれてきた頃

ある日、アチチュードでバランスをとった時
ピタリと止まれた瞬間が訪れたのです

体に雷が落ちたかのような感覚
だけど体にはそこまで力も入れてなく
不思議な感覚でした

気持ち悪いぐらいピタリと止まることができた私は
恐る恐る恩師の方を向いたところ恩師がニッコリと笑顔で
「そう!それだよそれ!!!」と嬉しそうに話してきました

嬉しい半分、新しい感覚のため気持ち悪い半分でした

この経験をしたことで【体を使うことの大切さ・面白さ】を誰かに伝えたい
と思うようになりました

そして後にバレエの先生になりたいという夢を持つきっかけとなりました


バレエは踊ることだけではない、楽しいだけでもなく、
厳しく辛いものだけど、奥が深く、知れば知るほど面白くなるんだと
恩師たちのおかげで気づくことができ、バレエを好きになれたのです

高校生まではバレエという言葉さえ聞きたくない、スタジオにも行きたくない、先生方に会いたくないとばかり考えていた私を
外の世界に出たことによってバレエに対する価値観や考え方が変わりました

かごの中の鳥が外へ解き放たれたかのように、私も外の世界にでたことで
世界が広がりました

一つのことを辞めることは簡単だけど続けることは簡単なことではありません

でも続けてきたから今があり、無駄なことは一つもなかったんだと思えるようになりました!

ここまで続けてこれたのは周りの友人、家族、恩師たちのおかげなので
感謝してもしきれません

私も恩師たちのように一人ひとりに寄り添い、記憶に残る先生になれたらなと思います!

みさ



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