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うちの娘は、とっても小さい 1

原因不明の低身長。産まれたときからずっと小さい、娘(下の子)の話です。

病院に繋がることができるまで

⏩最初は『体重』の話だけだった

妊娠39週、身長47.0cn、体重2384gで産まれた娘。
妊娠経過はすこぶる順調で、珍しくお腹が張るな~と思って産院へ行ったら子宮口6cm開。それからほとんど陣痛のないまま、スーパー安産で4時間後に産まれました。
産後に「胎盤、結構小さかったね」とは言われたものの、その他は特に問題なし。体重が軽いため保育器には入りましたが、元々母子別室・上の子のときと同じ産院だったので、私は気楽に体を休めてのんびりしていただけでした。

里帰りを終えて自宅に戻ってからの保健師訪問、その後の検診においても、指摘されるのはいつも『体重』ばかり。

哺乳量が増えれば、離乳食が進めば、身長の方は自然と伸びてくるはずだから……まずは体重が成長曲線に入るように目指しましょう。

とにかく頑張って食べさせなきゃ、次の体重測定までにもっと増やさなきゃ。
必死になる私とは裏腹に、娘は遊び食べが激しいうえに少食。月齢があがるにつれて偏食の傾向も出てきて、焦りが増していきました。

そんなとき、掛かりつけの小児科医の先生から「そもそも、身長が小さいんだよね。同じ月齢の子を1000人並べても、間違いなく1番先頭だよ」と言われて、ハッとなりました。
その先生は低身長の専門医。娘は小さいだけで健康体であったため、予防接種以外はほとんど受診することがありませんでした。

そう、問題の根幹は身長の方だったのです。

何で今まで……と思いましたが、どこでも指摘されるのは体重のことばかり。
そのときは既に、必死に食べさせた娘はぽっちゃりの領域に達していました。

その後、先天性疾患や遺伝子異常などの可能性を考慮し、総合病院への紹介状を書いてもらって受診。
複数回の血液検査、染色体検査、頭部MRI、レントゲン撮影……どれも『異常なし』または『年齢相当』だと言われた娘は、原因不明の低身長のまま今に至ります。


⏩様子見することしかできない日々

先述の通り娘は元気で健康だったため、総合病院を受診してからも大きな進展はありませんでした。
2~3ヶ月ごとの受診で身長・体重を測定、家での様子を説明、ときどき発達状況の確認。

ハイハイをしないで座ったまま歩く "シャフリングベイビー"、つかまり立ちは1歳過ぎ、1人歩きができたのは1歳7ヶ月。
身体発達は遅めではありましたが『病的な範囲ではない』『骨格や筋肉などに異常があるわけではない』ということで、個人差の範囲とみなされました。

身長以外にも偏食や言葉の発達など気になることはありましたが、大抵は「とりあえず様子見しましょう。次回の診察までに変化がなかったら、そのときまた考えましょう」と流れていきました。

大きな検査が続いた時期は私の心労も凄まじく、やっと少し落ち着いていた産後の体調不良をぶり返していました。
心療内科へ電話をしてみたりもしましたが、症状の伝え方が悪かったのか、電話口の人に鼻で笑われるように受診を突っぱねられ(口コミを見ると、どうやら問題のある受付スタッフがいるらしく、その人に当たってしまったようでした)、何もできないまま鬱々と過ごしていました。




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