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【タイ在住】気まぐれトルコ旅行①

中学からの友人が転職を決めたという。これはめでたい。そして有給消化中に世界一周旅行をするという。これは羨ましい。
ということで、彼女の旅行に便乗してイスタンブールへ行ってみることにした。ちなみに彼女はトルコ前にギリシャへ行っており、そちらにも便乗したかったのだが「僕も行きたいからダメ!」というご主人様により却下された。彼がトルコには行っていて良かった。

バンコクからイスタンブールへはトルコ航空が直行便を飛ばしている。が、2週間前に決めたこともあり往復なんと22万円。一方、エミレーツ航空でドバイ乗り継ぎにすれば17万円。5万の差はでかいと乗り継ぐことにした。しかし後程、数年前に書かれた日本人向けトルコ旅行情報を読み漁ったところ、当時は日本からの往復で10万円だったそう。燃油高と円安の威力は凄まじい。安いと思った飛行機は高かった。知らなければ良かった事実である。

そんなこんなであっという間に出発日。朝5時起きでご主人様の弁当を作り6時半前には予約していた車で出発。シラチャ~スワンナプーム空港まで片道1500バーツ。バスなら100バーツちょいなのに…早朝なので致し方ない。渋滞しているかと思いきやスイスイで7時半前には到着し、空港も空いていたため8時前には出国まで終えてしまった。これなら7時発でも良かったのではと思うがビビリなので毎回余裕を見てしまう。

今回が人生初のエミレーツ航空なので地味に楽しみにしていたのだが、これが予想以上に素晴らしかった。まず搭乗案内がスムーズ。先にチケットを確認しておき、時間が来たらグループ毎に一気に機内へ案内するスタイルなので行列ができずに済む。そして機内はエコノミーなのに足元が広く全く窮屈さがない。更にエンタメが充実で音楽も映画もなんでもござれ。飛行機で映画を観たことなんて人生で2回くらいしかなかったが、今回の往路でジュラシックパークもハリー・ポッターも観てしまった。シリウスはやはりイケオジである。食事もおいしく、ビールはSTELLAありでテンションが上がる。

ドバイ~イスタンブール便の食事。炭水化物多めだが美味。ビールはハイネケン・タイガーも選べた。

ドバイでの乗り継ぎ時間は1時間だったが、乗り継ぎ案内も分かりやすく楽々次の搭乗口へ。ちなみにドバイ空港はフリーWi-Fiも大盤振る舞いで面倒な手続きなしで利用できる。オイルマネー国家万歳。ちなみにイスタンブール空港はWi-Fi利用にSMS認証が必要なので大概の人は詰むと思う。
次は5時間程のフライト。地図で見ると近そうだが実際は中々時間がかかる。イスタンブール空港へは若干早まり18時着。タイとは4時間の時差があるので体感的にはすっかり夜。賑わう入管に並んでいると、やたらテンションが高く耳に挟みタバコをしているファラン(欧米人)のサッカーファンが周囲の客にひっきりなしに話しかけ、自己紹介をし、自己紹介を求め、アツイ握手を交わしていた。サッカー愛は世界平和を実現するかもしれないと思った。

機内から見たトルコ上空。広い国土は手つかずの自然が多そうだ。
着陸時は丁度サンセット。夕陽が美しい。

そんなこんなで飽きることなく入管を抜け、両替所へ。空港の両替所はレートが悪いと言われるが、トルコはちょっと引くほど悪かったため、最低限と思われる2000バーツを両替してSIMを求め通信会社カウンターへ向かう。その後知ったが、空港バスはクレジットカードが使えるのでSIMを買わなくて良いなら、両替は市内まで待っても良いかもしれない。それ程レートが違った(市内両替はグランドバザールが吉)。そしてSIMがこれまた空港では高く、最小パッケージで450TL、4000円弱。トルコリラは日本もタイも凌駕する大暴落に見舞われているのだが、暴落便乗値上げをしているっぽい。まぁそれでもネットを使って安心に旅する方が大切である。必要経費と思い、バス乗場へ。
市内へは渋滞がなければ1時間弱。想定より手前で全員下ろされたが、客引きの運ちゃんにトラム駅の場所を聞き、その後駅の場所を聞いてきたギリシャ人ご夫妻と共に向かう。ギリシャに行くなら9月が人少なくておすすめよ~と耳寄り情報をもらい、更にイスタンブールカード(ICOCA的なやつ)を持っていなかったところ、彼らのカードで一緒に乗せてくれた。何とも有り難い。
そうして先にチェックインしていた友人と無事に落ち合うことができた。現地時間21時。自宅を出発してから18時間半。いやぁ、長旅であった。

友人が明朝ホテル屋上から撮影した写真。持つべきものは写真上手な友である。

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